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【新潟市の歯医者】歯周病と“バージャー病”の関係について

歯周病はさまざまな全身疾患につながる病気であり、こちらの弊害に悩んでいる方は多いです。

また、歯周病が原因で発症する病気の中には、いわゆる難病と呼ばれるものもあり、その1つに“バージャー病”が挙げられます。

ここからは、歯周病とバージャー病の関係を中心に解説したいと思います。

●バージャー病の概要

バージャー病は、手足の静脈の壁に炎症が起き、血管が細くなったり、血の塊である血栓ができたりすることで、血管が詰まってしまう病気です。

血管が塞がると、手足や指先の組織に血液が十分に流れ込まなくなる虚血症状が起き、さまざまな問題を引き起こします。

また、バージャー病の根本的な原因は明らかになっていません。

患者のうち9割は男性で、その大半が30~40代であり、近年は女性患者にも増加傾向が見られます。

ちなみに、こちらは国の難病指定に分類されている非常に重い病気です。

●バージャー病の主な症状

歯周病が原因で発症することのあるバージャー病には、主に以下のような症状があります。

・手足や指先の冷え、しびれ
・皮膚が白く変色する
・間欠性跛行(長時間歩くと痛みが出る症状)
・潰瘍 など

ちなみに、バージャー病による炎症や皮膚の痛み、潰瘍などが重症化すると、最悪の場合手足を切断しなければいけないこともあります。

●歯周病とバージャー病の関係

歯周病とバージャー病には、深い関連性があります。

これまでバージャー病にかかった方は、ほぼすべてが歯周病であると診断されていて、歯周病の進行具合は中度~重度でした。

また、痛みや潰瘍がある部分の血管から採血を行い、検査した結果、血液からは歯周病菌が検出された一方で、正常な箇所からは歯周病菌が検出されませんでした。

このことからも、歯周病菌がバージャー病を引き起こしていることがわかります。

歯周病菌には血栓をつくりやすく、皮膚の内側の細胞に侵入するという特徴があり、歯周病菌が口内にとどまらず、身体全体に行き渡ってしまった方は、最悪の場合バージャー病を引き起こすと見られています。

ちなみに、歯周病菌における細胞への侵入が心臓の近くで起これば心筋梗塞、脳の近くで起これば脳梗塞になる可能性があります。

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・バージャー病は、手足の静脈の壁に炎症が起き、血栓によって血管が詰まる病気

・バージャー病が重症化すると、手足を切断しなければいけないこともある

・バージャー病にかかった方は、ほぼすべてが歯周病であると診断されている

・歯周病菌には血栓をつくりやすく、皮膚の内側の細胞に侵入するため、バージャー病を引き起こしやすい

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

新潟市西区周辺やJR越後線「寺尾駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、ひらの歯科医院へお問い合わせ下さい!

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【新潟市の歯医者】歯周病とコラーゲンの関係性について

歯周病の発症や予防には、カルシウムやマグネシウム、各種ビタミンなど、さまざまな栄養素が関係しています。

また、歯周病と切っても切れない関係にある成分の1つに、コラーゲンが挙げられます。

ここからは、歯周病とコラーゲンの関係性をメインに解説していきたいと思います。

●コラーゲンの概要

コラーゲンは、身体の弾力をつくり出すタンパク質の一種で、身体を構成している全タンパク質の約30%を占めています。

皮膚や骨、血管などに含まれ、細胞と細胞を結びつけ、身体の内側と外側との境界をつくる働きをしています。

また、コラーゲンには弾力性があり、肌にハリや弾力をもたらしたり、関節痛を緩和したりといった効果もあります。

では、歯周病とこちらのコラーゲンは、一体どのような関係性なのでしょうか?

●歯周病とコラーゲンの関係性について

歯周病は、歯周病菌に感染することで発症するものであり、日本人の成人のうち、およそ8割が発症していると言われています。

また、歯周病は、身体の抵抗力が落ち始める30代頃から症状が進みやすくなりますが、こちらの時期とコラーゲンが減少する時期はおおよそ重なっています。

歯周病菌は、口内にとどまって毒素を出し続け、こちらの毒素におかされた歯茎は、コラーゲンの繊維が破壊されます。

歯茎のおよそ6割はコラーゲンでできているため、こちらの状況を放置すると、歯がグラグラになり、歯を支える土台である顎の骨が溶け、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。

●コラーゲンを摂取するにはどうすれば良い?

歯周病予防としてコラーゲンを摂取するためには、含有量の多い肉や魚の骨、皮などの部分を意識して食べるようにすべきです。

具体的には、牛スジや鶏の手羽先、鶏皮、軟骨、スペアリブ、うなぎ、フカヒレといった食品の摂取がおすすめです。

また、コラーゲンを効率良く摂取するためには、ビタミンCや鉄分もあわせて摂取するようにしてください。

これらの栄養素は、体内でアミノ酸からコラーゲンが生成される際、サポート役となってくれます。

ちなみに、コラーゲンが豊富な食品は脂質も多いため、1日あたりの適量(5~10g)以上のコラーゲンは摂取しない方が無難です。

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・コラーゲンは身体の弾力をつくり出すタンパク質の一種

・歯周病の症状が進みやすくなる時期と、コラーゲンが減少する時期はおおよそ重なっている

・歯茎のおよそ6割はコラーゲンでできているため、減少すると歯周病の重篤化リスクが高まる

・コラーゲンは肉や魚の骨、皮部分などから摂取しやすい

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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【新潟市の歯医者】歯周病とリウマチの関係性について

歯周病は、口内に問題が発生するだけでなく、心臓疾患や糖尿病など、さまざまな全身疾患につながることもある症状です。

また、歯周病と関わっている疾患の1つに、リウマチが挙げられます。

ここからは、リウマチの概要、歯周病とリウマチの関係性について解説したいと思います。

●リウマチの概要

歯周病と関係のあるリウマチは、関節リウマチとも呼ばれるもので、関節が炎症を起こし、軟骨や骨が破壊されて関節の機能が失われ、放置すると関節が変形してしまう病気です。

腫れや激しい痛みを伴い、関節を動かさなくても痛みが生じるところが、他の関節の病気とは異なる点です。

特に手足の関節に発生しやすく、左右の関節で同時に症状が出ることも珍しくありません。

また、リウマチは発熱や疲れ、食欲減退などの全身症状にもつながり、関節の炎症が肺や血管などにまで及ぶこともあります。

●歯周病とリウマチの関係性

歯周病と全身疾患の関係性については、これまで多くの研究が行われてきました。

そんな中、近年の研究では、リウマチの患者の中には、重度の歯周病を患っている方が多いというデータが出ています。

また、歯周病がリウマチの発症や進行に影響を及ぼしていることや、口内の細菌が関節内にまで移動していることもわかっていて、手首の関節骨破壊と歯槽骨破壊との間では、強い関連が見られます。

ちなみに、2015年の京都大学による研究では、歯周病を持つ関節痛患者は、歯周病のない患者に比べて、その後にリウマチと診断されるリスクが2.7倍高いということが判明しています。

●リウマチ治療薬が歯周病につながることも

歯周病を患っている方は、リウマチになりやすいというデータについて紹介しましたが、実はこちらには逆のパターンもあります。

リウマチで使用される治療薬には、免疫を抑える作用があります。

そのため、風邪などの感染症と同じく、歯周病にもかかりやすくなります。

また、治療薬の副作用には、口内にカンジダ菌が増えることにより、口腔カンジダ症が起こりやすくなったり、歯肉からの出血が起こりやすくなったりといったものがあります。

つまり、リウマチを治療することにより、歯周病につながることもあるということです。

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・リウマチは関節が炎症を起こし、軟骨や骨が破壊されて関節の機能が失われる病気

・リウマチの患者の中には、重度の歯周病を患っている方が多い

・歯周病を持つ関節痛患者は、歯周病のない患者よりもその後にリウマチと診断されるリスクが高い

・リウマチ治療薬の副作用で歯周病を発症することもある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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【新潟市の歯医者】歯周病予防につながる“マヌカハニー”とは?

歯周病は、ブラッシングなどの口内ケアだけでなく、摂取する食べ物を工夫することでも、ある程度予防できます。

また、歯周病予防に効果的な食べ物としては、野菜や果物、ナッツなどが挙げられますが、“マヌカハニー”の摂取もおすすめです。

今回は、歯周病予防につながるマヌカハニーの概要や効果などについて解説します。

●マヌカハニーの概要

歯周病予防に効果のあるマヌカハニーは、マヌカという植物の花蜜を、西洋ミツバチが集めることで完成する食品です。

マヌカは、主にニュージーランドで自生、栽培されている植物で、梅の花のようなキレイな花を咲かせます。

また、ニュージーランドの先住民であるマオリ族は、マヌカを“復活の木”と呼び、古くから万能薬として健康維持に役立てていました。

そのマヌカから採れるハチミツがマヌカハニーであり、こちらには高い抗菌力が含まれていて、ヨーロッパなどでは医薬品としても扱われています。

●マヌカハニーの効果

前述の通り、マヌカハニーは高い抗菌力を持っています。

そのため、摂取することにより、虫歯菌や歯周病菌の増殖を抑制し、口内の細菌を減らしてくれるため、これらの症状の予防につながります。

また、口内炎や火傷などにも効果的であり、患部に塗ると腫れや痛みを和らげてくれる効果もあります。

ちなみに、歯周病予防に効果的なマヌカハニーには、他にも以下のような効果が期待できます。

・アンチエイジング効果
・咳止め
・胃腸薬 など

●マヌカハニーのおすすめの食べ方

歯周病予防の一環としてマヌカハニーを摂取するのであれば、1日1~3回、スプーンで1さじすくい、そのまま生で食べるのが効果的です。

また、マヌカハニーのパワーを最大限にまで引き出したいという方は、空腹時や食事の30分以上前に食べることをおすすめします。

なぜなら、喉の粘膜や胃腸などに直接届かせるためには、食べ物などの邪魔なものがないことが望ましく、このタイミングの方が栄養の吸収率もアップするからです。

ちなみに、そのままでは食べづらいという方は、パンに塗ったり、ヨーグルトに入れたりして食べてもOKです。

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・マヌカハニーはマヌカの花蜜を、西洋ミツバチが集めることで完成する食品

・マヌカハニーを摂取することにより、虫歯菌や歯周病菌の増殖を抑制できる

・マヌカハニーには塗り薬としての効果や、アンチエイジング効果などもある

・歯周病予防としてマヌカハニーを食べるのであれば、空腹時にそのまま生で食べるのがおすすめ

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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【新潟市の歯医者】歯周病対策につながる歯茎マッサージについて

歯周病対策と言えば、歯ブラシやデンタルフロスなどを使用した口内ケアが挙げられます。

また、指を使って歯茎をマッサージすることでも、歯周病の症状は改善することがあります。

ここからは、歯周病対策につながる歯茎マッサージの方法やメリット、注意点などについて解説したいと思います。

●歯周病対策につながる歯茎マッサージの方法

歯周病対策として行う歯茎マッサージは、歯ブラシなどのアイテムを使用せず、指で行います。

まず、指先を歯と歯茎の境目よりやや下に当て、左右に小刻みに動かします。

その後、弧を描くように指先を下から上に動かし、歯茎を気持ち良い程度の力で刺激します。

このときのポイントとしては、奥歯から前歯に向かってマッサージをすることが挙げられます。

歯周病は奥歯に発生しやすいため、奥歯側に力が入りやすいようにすることで、より効果アップが期待できます。

●歯茎マッサージのメリット

歯周病対策として行う歯茎マッサージのメリットは、なんといっても歯茎の状態を改善できるということです。

歯周病の原因菌は、毒素を産生して歯茎に炎症を起こし、ダメージを与えます。

さらに、こちらの毒素は歯茎を構成する細胞の増殖を抑制し、ダメージを受けた歯茎の再生も阻害します。

一方、歯茎マッサージを行い、血行を良くすれば、歯茎の細胞の正常な再生サイクルを促す効果があります。

直接歯周病菌を除去する効果はないものの、ダメージを受けた歯茎の修復、歯周病に対する免疫アップの効果が期待できます。

ちなみに、歯茎のマッサージには、他にもリラックス効果や顔の歪みを予防する効果、唾液分泌の促進による口臭予防効果などがあります。

●歯茎マッサージを行う際の注意点

歯周病対策として歯茎マッサージを行う場合、必ずマッサージの前に丁寧なブラッシングを行わなければいけません。

具体的には、毛先をしっかり歯と歯茎の境目、歯と歯の境目に当て、軽い力で小刻みに動かし、1~2本ずつ磨きます。

また、歯茎マッサージは指で行うため、事前にしっかりと手を洗い、爪も短く切っておきましょう。

歯茎に爪が当たると傷になりやすく、傷口から菌が入ると歯茎が腫れてしまうおそれがあります。

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯周病対策につながる歯茎マッサージは指を使用して行う

・歯茎マッサージを行うことで血行が良くなり、歯茎の細胞が正常な再生サイクルを取り戻す

・歯茎のマッサージには顔の歪みを予防する効果、口臭予防効果などもある

・歯茎マッサージの前にはしっかりとブラッシングをし、爪も短く切っておかなければいけない

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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【新潟市の歯科医】歯周病と貧血の関係や対処法について

貧血は、血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンが少なくなった状態であり、めまいや立ちくらみ、頭痛や倦怠感など、さまざまな症状につながります。

また、日頃から貧血気味の方は、歯周病のリスクが少し高くなるとされています。

今回は、歯周病と貧血の関係、貧血の対処法などについて解説します。

●歯周病と貧血の関係

歯周病の場合、歯茎に炎症が起こりますが、こちらの修復過程において重要になるのが血液です。

血液は、歯茎を治すのに必要な栄養や、細菌などを抑えてくれる白血球を運ぶという重要な役割を担っています。

しかし、貧血の場合、血液が不足するため、上記のような機能は滞ります。

その結果、いつまでも歯茎の修復が行われなかったり、痛み始めている歯茎がより痛んだりして、歯周病のリスク向上や症状の悪化につながります。

また、歯周病の症状が貧血によって悪化することで、歯磨きをするとすぐに出血するようになったり、プラークに対する耐性が低くなったりします。

●貧血を改善させるために摂取すべき食品

歯周病にとって良くない貧血を改善するには、改善効果のある食品を積極的に摂取すべきです。

例えば、緑黄色野菜は、正常な赤血球をつくるのに必要な葉酸を含んでいますし、牡蠣やあさり、しじみなどの貝類には、赤血球をつくり出すビタミンB12が豊富に含まれています。

また、イモ類や魚、肉、卵などの動物性タンパク質は、鉄の吸収率をアップさせるため、サポート食品として食事に採り入れることをおすすめします。

●摂取しない方が良い食品について

歯周病に悪影響を与える貧血を改善するためには、避けた方が良い食品もいくつかあります。

例えば、加工食品に多く使用される添加物のリン酸鉄は、鉄の吸収を妨げる効果があるため、摂取を控えるべきです。

また、コーヒーや紅茶などの嗜好品も、貧血の方にとっては良くありません。

これらに含まれるポリフェノールの一種であるタンニンは、鉄分の体内吸収を妨げる効果があり、特に食事前後に摂取すると、身体に採り入れた鉄分がそのまま体外に排出されやすくなります。

そのため、もしコーヒーや紅茶を飲むのであれば、最低でも食事の1時間前後を避けるようにしましょう。

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯周病の症状は貧血によって悪化することがある

・貧血によって歯茎から出血しやすくなったり、プラークの耐性が下がったりすることもある

・貧血を改善するには緑黄色野菜や貝類、動物性たんぱく質などの摂取がおすすめ

・加工食品やコーヒー、紅茶などは貧血にとって良くない食品

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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【新潟市の歯医者】歯周病が原因で発生することのある味覚障害とは?

歯周病は、口内環境の悪化だけでなく、心筋梗塞や脳梗塞、糖尿病など、さまざまな病気につながる可能性のあるものです。

また、中には歯周病が原因で、味覚障害を引き起こしてしまう方もいます。

ここからは、味覚障害の概要や、歯周病が味覚障害につながる仕組みなどについて解説します。

●味覚障害の概要

味覚障害とは、味に対する感度が低下したり、味を感じなくなったりすることをいいます。

また、口内には何もない、つまり何も食べていないにもかかわらず、塩味や苦味を感じたり、何を食べてもまずく感じたりするのも、味覚障害の一種です。

歯周病で発生する味覚障害は、何も食べていないにもかかわらず、変な味がするというケースが多く、こちらは自発性異常味覚と呼ばれます。

●歯周病が味覚障害につながる仕組み

重度の歯周病を患うと、気付かないうちに歯茎から膿や血が出ることがあります。

また、こちらが口の中に苦味を感じたり、鉄の味を感じたりする原因となります。

また、歯周病を発症している方の中には、口内が乾くドライマウスが原因の方もいますが、こちらも味覚障害につながりやすいです。

唾液は味物質を舌に運ぶ役割をしているため、唾液が減少することにより、味を感じにくくなってしまいます。

ちなみに、歯周病の方が口臭を気にして舌磨きをしすぎることも、味蕾が破壊され、味覚障害を発症することにつながるため、注意しなければいけません。

●味覚障害の対処法

歯周病から味覚障害を発症してしまった方は、何よりもまず歯周病治療を受けるべきです。

歯周病が進行していて、歯周基本治療だけでは改善が見込めない場合、歯周外科治療を行い、歯根面に付着しているプラークや歯石の除去を行います。

また、味覚障害は、歯周病以外が原因で発症することもあります。

代表的な原因が亜鉛不足であり、体内の亜鉛が不足すると、味蕾の新陳代謝が十分に行われず、味覚障害を引き起こすことがあります。

そのため、歯周病治療とあわせて、亜鉛を多く含む牛肉や牡蠣、チーズといった食品を摂ることもおすすめです。

ちなみに、身体に熱がこもることも味覚障害につながりやすいため、キュウリやトマト、白菜といった熱を冷ます食品も採り入れるとさらに効果的です。

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯周病が原因で味覚障害が発生するケースがある

・歯周病で発生する味覚障害は、何も食べていないにもかかわらず、変な味がするというケースが多い

・歯周病に伴う歯茎からの膿や血、口内の乾燥などが味覚障害の主な原因

・歯周病治療や亜鉛の補給などで味覚障害はある程度改善できる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

新潟市西区周辺やJR越後線「寺尾駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、ひらの歯科医院へお問い合わせ下さい!

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歯周病と糖尿病の関係性について知っておこう!

歯周病は、プラークが原因で発症する病気であり、口内環境を悪化させるだけでなく、さまざまな全身疾患とも関係しています。

また、その全身疾患の一つに挙げられるのが糖尿病です。

今回は、糖尿病の概要について、そして歯周病と糖尿病の関係性について解説したいと思います。

●糖尿病の概要

糖尿病は、血糖を下げるホルモンであるインスリンの作用が十分でないことから、ブドウ糖が有効に使われず、血糖値が高くなっている状態です。

糖尿病には、1型糖尿病や2型糖尿病、妊娠糖尿病などの種類がありますが、一般的に糖尿病と言うと、生活習慣病の1つである2型糖尿病を指すことが多いです。

日本の糖尿病患者の90%が2型糖尿病と言われていて、こちらは遺伝的な体質に加え、過食や運動不足、肥満、ストレスなどが重なることによって発症します。

●糖尿病の人は歯周病になりやすい?

一見、歯周病と糖尿病には何の関係もないように見えますが、実はこれらの病気は深く関係しています。

健康な方に比べて、糖尿病を患っている方は、唾液の分泌量が少ないです。

さらに、唾液中の糖分の濃度が高く、こちらがプラークの付着、細菌の増殖などにつながり、歯周病を発症させる原因となります。

また、糖尿病による高血糖状態が続くと、白血球機能や免疫反応が低下し、歯周病の発症、悪化リスクは高くなります。

つまり、糖尿病の方は、特に注意しなければ、歯周病というまったく別の症状に悩む可能性が高いということです。

●歯周病の方が糖尿病になるリスクも高い

先ほど、糖尿病の方は歯周病のリスクが高いという話をしましたが、逆もまた然りです。

歯周病を発症すると、歯周病気から出る毒素が血液を介し、全身に広がります。

こちらは、インスリンの働きを低下させ、血糖値を上げる原因になり、ゆくゆくは糖尿病につながるおそれがあります。

また、歯周病の症状の1つである炎症は、生体の傷害に対する防御反応の1つですが、このときには特殊な細胞が集まり、さまざまな伝達物質が体内を駆け巡ります。

これらの細胞や伝達物質が、インスリンの働きを妨げることも、歯周病が糖尿病につながる理由の1つです。

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・糖尿病は、インスリンの作用が十分でないことから、ブドウ糖が有効に使われず、血糖値が高くなっている状態

・糖尿病の方は、唾液の分泌量や免疫機能が低下し、歯周病を発症しやすくなる

・歯周病菌や炎症に伴う細胞、伝達物質の作用がインスリンの働きを妨げ、糖尿病を発症することもある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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歯周病にとってアルコールの摂取が良くない理由

喫煙や過度のストレスなど、歯周病の発症につながったり、歯周病の症状を悪化させたりする習慣や原因は数多くあります。

また、アルコールの摂取も、日常生活におけるあまり良くない習慣とされています。

ここからは、歯周病にとってアルコールの摂取が良くない理由について解説したいと思います。

●ブラッシングを怠りやすくなる

歯周病を予防するためには、毎日丁寧にブラッシングをする必要がありますが、アルコールを摂取することにより、こちらがおろそかになることがあります。

こちらは、アルコールが入ることにより、歯磨きが面倒になったり、眠くなったりしてしまうことが原因です。

アルコールを摂取した後、歯の汚れを除去せずにそのまま眠ってしまうと、就寝中に食べカスからプラークが形成され、歯周病や虫歯につながりやすい状況に陥ってしまいます。

そのため、少しの量であればそれほど問題はありませんが、深酒をしてしまわないように注意すべきです。

●口内が水分不足になる

歯周病にとってアルコールの摂取が良くない理由としては、口内が水分不足になることも挙げられます。

アルコールには利尿作用があり、摂取すればするほど尿として身体から水分が失われます。

また、アルコールの量が多くなると、食事の量が減りがちになり、咀嚼の回数も減少するため、なかなか唾液が分泌されません。

唾液には、口内を清潔にする自浄作用があるため、こちらは特に歯周病の起こりやすい口内環境をつくり出してしまいます。

●血管が拡張する

歯周病にとってアルコールの摂取が良くない理由には、血管が拡張することも挙げられます。

アルコールを摂取すればするほど、血管拡張作用により、血流が良くなります。

そのため、すでに歯肉炎など軽度の歯周病を患っている方は、歯茎の炎症が増強され、症状が悪化する可能性があります。

こちらは、アルコールによって習慣的に炎症が増強されることにより、歯周組織の破壊が進行しやすくなることが理由です。

ちなみに、同じような理由で、運動や入浴、サウナといった血行を促進する行動も、すでに歯茎に炎症が見られる場合は控えることをおすすめします。

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・就寝前にアルコールを摂取しすぎると、ブラッシングがおろそかになり、歯周病のリスクが高まる

・利尿作用や咀嚼の回数減少により、口内が水分不足になることも、歯周病にとってアルコールの摂取が良くない理由

・アルコールの摂取は血管を拡張させ、歯周病の炎症を増強するおそれがある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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歯周病対策を意識した歯磨きのポイントについて

歯周病を発症すると、歯茎の赤みや腫れ、出血といった症状が出るだけでなく、歯を支える骨が溶けることも考えられます。

また、代表的な歯周病対策には歯磨きが挙げられますが、こちらもただなんとなく行うだけではそれほど効果がありません。

今回は、歯周病対策を意識した歯磨きのポイントについて解説します。

●歯周病対策を意識した歯の磨き方

歯周病菌は、歯周ポケット内のプラークに生息しています。

まだ初期の段階で、炎症が歯茎に限られている歯肉炎の状態であれば、しっかりとプラークを取り除くことで、元の状態に戻すことが可能です。

また、そこでマスターすべきなのが、毛先磨きです。

こちらは、歯ブラシの毛先を歯と歯茎の境目に45度の角度で当て、5mm程度細かく動かしながら、軽い力で磨くというものです。

このとき、毛先が歯茎だけに当たり、歯と歯茎の境目が磨けていないと、きちんとプラークを除去することができません。

●出血があっても歯磨きは行う

歯周病対策を意識するのであれば、ある程度出血があったとしても、歯磨きは継続して行う必要があります。

歯周病の前段階である歯肉炎を患っている場合、歯磨きの際に歯茎から出血することがあります。

こちらは、歯茎に炎症反応が生じているからです。

また、出血することに驚いたり、怖くなったりして歯磨きをやめてしまう方がいますが、こちらの段階でやめてしまうと、歯周病はますます進行していきます。

もちろん、強い力で出血する箇所をゴシゴシと磨くのは良くありませんが、プラークを取り除かなければ、さらにプラークや歯石は増加し、細菌の活動も活発化してしまいます。

●歯周病対策を意識した歯磨き粉選び

歯周病対策を意識するのであれば、歯磨き選びにもこだわらなければいけません。

市販の歯磨き粉には、界面活性剤や研磨剤が含まれているものが多いですが、こちらには歯周病の原因となる細菌を増殖させるリスクがあるため、避けるのが無難です。

一方、界面活性剤や研磨剤を含まない無添加歯磨き粉は、上記のような口内のトラブルを防止できる上に、歯を傷つけて知覚過敏、歯周病の原因を増やす心配がありません。

また、泡立ちが少なく風味もやわらかいため、丁寧な歯磨きを実践しやすくなります。

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯周病対策を意識するのであれば、歯ブラシの毛先を歯と歯茎の境目に45度の角度で当てる毛先磨きをマスターすべき

・歯肉炎で出血がある場合でも、歯磨きは継続すべき

・歯周病対策を意識するなら、界面活性剤や研磨剤を含まない無添加歯磨き粉を使用すべき

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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新潟市は越後平野の中央部、信濃川・阿賀野川の河口に位置し、古くから日本海運の拠点として栄え、江戸末期に開港5港の一つに指定された歴史のある「みなとまち」と言われています。
毎年6月に行われる新潟市の夏の風物詩として市民に親しまれている伝統行事の一つ白根大凧合戦は信濃川の支流、中ノ口川の両岸から縦7メートル、横5メートルの大凧を揚げ、空中で絡ませ川に落とし、相手の凧綱が切れるまで引き合う勇壮な世界最大スケールの大凧合戦です。2015年に新潟県の無形民俗文化財に指定された他に2014年には新潟市民文化遺産にも認定されています。
当院最寄り駅JR越後線「寺尾駅」周辺には徒歩6分程に寺尾中央公園があり、春になると3万本のチューリップで彩られチューリップの公園として市民に親しまれています。広い園内は遠足や散策の場として多くの人達で賑わい、二つあるバラ園には約50種類のバラが咲き乱れ、訪れる人々を美の世界にいざないます。
新潟市にお住まいの方、近隣に立ち寄った方も、歯やお口に関しての気になることがございましたらご気軽にご相談ください。