虫歯を発症したとき、多くの方はその部分の痛みや形状の変化などが気になります。
また気になるあまり、つい指で触って確認してしまうという方も多いですが、こちらは基本的にはしてはいけない行動です。
今回は、虫歯の部分を指で触ることによる主なデメリットについて解説します。
細菌感染のリスクが高まる
人の手には、目に見えない多くの細菌が付着しています。
頻繁に手を洗っていても、細菌が付着している状態の方が圧倒的に多いです。
特にスマホをよく触る方は、画面に付着した汚れが手に移り、細菌がついたままの状態になることが多いです。
またこのような状態の手で虫歯の穴や歯茎の炎症部分などを触ると、細菌が患部に侵入し、炎症が悪化したり化膿したりする可能性があります。
虫歯を発症した場合は、このような悪化の原因になる行動をなるべく避けなければいけません。
痛みが悪化する
虫歯の部分の痛みが気になるからといって、何度も指で触ってしまうと、かえって痛みが悪化することがあります。
虫歯になっている歯は、外部からの刺激にとても敏感になっています。
そのため、少し指で触れただけでも患部が刺激され、痛みが強くなることがあります。
特に、中程度以降にまで進行している虫歯の場合は注意が必要です。
虫歯は歯の外側にある硬い層のエナメル質から、少しずつその内部の象牙質へと進行していきます。
また症状がひどい場合、象牙質が露出してしまうことがありますが、この部分は極めて刺激に弱い部分です。
ここを指で触ってしまうと、耐え難いほどの激痛を伴うことが考えられます。
歯が欠けたり折れたりする
虫歯を指で触ると、歯が欠けたり折れたりするリスクも高まります。
虫歯になった歯は、歯の構造が弱い状態になっています。
つまり、健康な天然歯と比べて脆いということです。
このような歯を何度も触ることで圧力がかかり、欠けたり折れたりする原因になります。
特に重度にまで進行している虫歯は、歯の大部分が酸によって溶けてしまっているため、力を入れなくても破損することがあります。
一度折れたり欠けたりした天然歯は、二度と元に戻ることはありません。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・人の手には見えない細菌が多く付着しているため、虫歯を指で触ると細菌感染が起こりやすくなる
・虫歯は外部の刺激に敏感であるため、指で触ると痛みが強くなる可能性がある
・虫歯になった歯は構造が弱く、指で触ると欠けたり折れたりするリスクが高まる
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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