歯周病は年齢や性別に関係なく、誰もが発症のリスクを抱えている口腔疾患の一つです。
特に中高年に差し掛かると発症リスクが高まるため、若いうちからしっかりと予防しておかなければいけません。
また歯周病予防効果を持つ食品の一つに、アロエがあります。
今回は、アロエの概要と歯周病予防効果の詳細について解説します。
アロエの概要
アロエは、アロエ属に分類される多肉植物の総称です。
非常に種類が多く、原産地である南アフリカを中心に、世界中で500種類以上が分布しているといわれています。
代表的なアロエの種類には、葉肉が分厚いアロエベラ、歯が細長いキダチアロエなどがあります。
またアロエは古くから“医者いらず”と称され、食用だけでなく薬用の植物としても重宝されています。
アロエが持つ歯周病予防効果
アロエには抗炎症作用や抗菌・殺菌作用、抗酸化作用などがあります。
アロエに含まれる成分は、歯茎の炎症や痛みを軽減し、歯周病による歯茎からの出血を減らす効果も報告されています。
またアロエベラに含まれるアントラキノンなどの成分は、歯周病の原因となる細菌が増殖するのを抑えます。
さらに、アロエ入りのマウスウォッシュを使用することで、プラークが減少することが研究で示されています。
ちなみに、アロエの抗酸化作用は、歯周病の進行を抑え、歯茎の組織を健康に保つ助けになります。
歯周病予防としてアロエを摂取する際の注意点
アロエは主にヨーグルトなどで摂取することが可能ですが、砂糖が多く含まれたアロエヨーグルトはかえって口内環境を悪化させてしまうため、注意が必要です。
また歯周病の治療は、まず歯科医師の診断と専門的なクリーニングを受けるのが基本です。
そのため、アロエだけに限らず、必ず歯科医師の指導に従ってください。
アロエの過剰摂取は、腹痛や下痢につながることがあります。
さらにアロエに対する感受性が強い方は、口内での使用によってかゆみや発疹、蕁麻疹などのアレルギー症状を引き起こす可能性があります。
使用開始後に口内の刺激や違和感を覚えた場合、ただちに使用を中止し、歯科医師に相談することが重要です。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・アロエは、アロエ属に分類される多肉植物の総称
・アロエには抗炎症作用や抗菌・殺菌作用、抗酸化作用などの歯周病予防効果がある
・砂糖が多いアロエヨーグルトは、かえって口内環境を悪くするおそれがある
・アロエによって口内のかゆみや発疹、蕁麻疹などが出る可能性がある
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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