歯周病を発症した場合、歯茎が腫れたりブラッシングや食事のときに出血しやすくなったりします。
またこれらの症状については、当然歯科クリニックで治療を受けなければ治りませんが、応急処置としてツボを押すことで症状が改善することがあります。
今回は、歯周病の症状改善に効くツボをいくつか解説します。
合谷
合谷(ごうこく)は、手の親指と人差し指の骨が合ったところにあるツボです。
鍼灸療法では熱を外へ出すツボとして幅広く使われているもので、発熱や炎症はもちろん、頭痛や肩こり、花粉症などさまざまな症状に効果があります。
ここでいう炎症には、歯周病による歯茎の炎症も含まれています。
また合谷の押し方としては、親指と人差し指の間の付け根を反対側の親指で人差し指で挟み、やや強めに押します。
少し痛いと感じるくらいの強さで押すのがポイントです。
両手をそれぞれ30回くらい押すことで、ある程度効果が実感できるとされています。
女膝
女膝(じょしつ)は、かかとの後ろの中央で、足裏側の皮膚とかかと側の皮膚の境目にあるツボです。
このような部分は、赤白肉の間とも呼ばれます。
肉の赤っぽいところと白っぽいところの境目だからです。
こちらは歯周病に効くツボとして有名であり、具体的には歯茎の痛みや腫れ、出血や歯の動揺にまで効果があるとされています。
つまりある程度進行した歯周病であっても、応急処置ができるということです。
また女膝の場合、ツボにお灸を据えることで歯周病の症状が改善されます。
お灸を数えるときの単位は1壮といいますが、女膝の場合は3~5壮ぐらいで熱が深部に通るような施術を目指します。
商陽
商陽(しょうよう)は、手の人差し指の、爪の付け根の親指側の部分にあります。
こちらのツボには、歯茎の痛みを軽減させる効果があります。
歯茎の炎症による痛みが強いとき、上記の部分を反対側の手の親指と人差し指で挟み、親指の腹で10回ほど丁寧に押します。
特に痛みがひどいときは、親指の爪を立てて5回押した後、親指の腹でも10回押します。
ちなみに、商陽は歯周病の症状だけでなく、上の前歯6本に生じる痛みにも効果を発揮します。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・合谷は歯周病の炎症に効くツボで、少し痛いと感じるくらいの強さで押すのがポイント
・女膝は歯周病に効くツボとして有名で、具体的には歯茎の痛みや腫れ、出血や歯の動揺にまで効果がある
・商陽は歯茎の痛みだけでなく、上の前歯6本の痛みにも効果的なツボ
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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