詰め物を装着している方は、ガムやキャラメルなど粘り気のあるものを噛んだ拍子に、詰め物が外れてしまうことがあります。
また破損のリスクがあることから、硬い食べ物にも注意しなければいけませんが、他にも注意点はあります。
今回は、詰め物をした状態での食事における意外な注意点を解説します。
●パンを食べる方は注意しよう
毎朝のようにパンを食べているという方は多いかと思いますが、詰め物を装着している場合は注意が必要です。
食パンなどの一般的なパンはやわらかいイメージが強いですが、実は意外と噛む力が必要です。
そのためフランスパンなどハード系のパンだけでなく、食パンやロールパンなどを食べる際も、詰め物は外れないように注意が必要です。
またパンを咀嚼していると、次第に粘着質になっていきます。
つまり、詰め物と相性の悪いガムやキャラメルのようになるということです。
どのような種類のパンを食べる場合でも、詰め物のある歯で噛むときは、かぶりつくのではなく小さくちぎって食べるようにしましょう。
●お箸やフォークなどを噛まないように注意
詰め物をした状態での食事では、お箸やフォークなどを噛まないようにも気を付けなければいけません。
お箸やフォークは、たとえプラスチックのものであっても硬いため、噛んでしまうと詰め物が外れることがあります。
特に永久歯の場合、歯の根本にまで詰め物が詰められていることが多いため、注意が必要です。
ちなみに硬い食べ物を食べる際は、漠然と噛むのではなく、歯から食べ物を砕くよう意識することが大切です。
●劣化していると食事中のリスクは大幅に上昇する
詰め物が劣化している状態で食事を摂ると、たとえ硬い食べ物でなくても外れるリスクは高くなります。
特に保険診療でつくられた銀歯に使用するセメントは比較的劣化しやすく、外れる原因になりやすいです。
セメントによって詰め物と歯質はくっついているため、セメントが劣化すると接着力が失われ、銀歯も外れやすくなるという仕組みです。
ちなみにセラミックの詰め物は、歯に付けるための接着用セメントが劣化しにくく、長持ちする傾向にあります。
●この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下の通りです。
・やわらかいパンでも意外と噛む力は必要なため、詰め物が外れないように注意する
・パンを咀嚼していると粘着質になり、詰め物にくっついて外れるおそれがある
・詰め物のある歯でお箸やフォークなどの硬いものを噛まないように注意
・詰め物が劣化していると、食事中に詰め物が外れたり割れたりするリスクが高くなる
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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