口内に細菌の塊であるプラークが蓄積すると、必然的に虫歯のリスクは高まります。
またプラークを形成するのは食べ物であり、特に甘いものは虫歯菌の大好物のため注意が必要です。
さらに、ストレスも虫歯を加速させる要因の一つとして知られています。
今回は、ストレスが虫歯につながる仕組みについて解説します。
●免疫力が下がる
ストレスが溜まると免疫力が下がり、病気にかかりやすくなります。
ここでいう病気とは、当然虫歯も含まれています。
ストレスが蓄積することで、血管の収縮が起こります。
すると免疫力が低下し、虫歯を発症しやすくなるという仕組みです。
免疫力は体内で細菌などと戦う力であり、低下すると細菌やウイルスを倒すことができません。
ちなみに、免疫力が下がると虫歯だけでなく、歯周病や全身疾患のリスクも高まります。
重篤な全身疾患を患った場合、なかなか虫歯の治療を優先できなくなることも考えられます。
●唾液の量が減る
ストレスが蓄積すると、唾液の分泌量が減って虫歯を発症しやすくなります。
こちらは交感神経の働きが関係しています。
ストレスが強くなると、人は交感神経が優位な状態になります。
言い換えると、身体が興奮した状態です。
また交感神経が優位になっているときは、唾液の分泌量が落ちて口内が乾きます。
唾液は口内を潤すだけでなく、菌などを洗い流したり、殺菌したりする効果があります。
そのため、減少すれば必然的に虫歯のリスクは高まります。
さらに唾液には歯の再石灰化の再石灰化を促したり、歯を保護したりする役割も持っています。
分泌量が減ることで、これらの役割も半減します。
●糖分の過剰摂取
冒頭で触れたように、虫歯菌は糖分が大好物です。
そのため、糖分を摂取する機会が増えれば増えるほど、虫歯のリスクは高くなります。
またストレスが蓄積することにより、人はそれを発散する方法として、甘いものを過剰に食べてしまうケースがあります。
糖分を摂取する量が多い場合、よほど頻繁にブラッシングしていなければ、虫歯のリスクを軽減させるのは難しくなります。
もちろん、糖分の過剰摂取は肥満の原因にもなります。
●この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・ストレスが溜まると免疫力が下がり、虫歯を含む病気にかかりやすくなる
・ストレスが蓄積すると、唾液の分泌量が減って虫歯を発症しやすくなる
・ストレスを発散するために甘いものを過剰に摂取すると、虫歯のリスクは上昇する
・糖分の摂取量が多い場合、頻繁にブラッシングしていなければ、虫歯のリスクを軽減させるのは難しい
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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