乳酸菌は、糖を分解して乳酸をつくる細菌の総称であり、人間にとっては善玉菌と呼ばれる有益な菌です。
こちらは腸内環境を整えたり、免疫機能を高めたりすることで知られていて、虫歯予防にも効果があります。
今回は、虫歯予防として乳酸菌を摂取するメリットについて解説します。
乳酸菌を虫歯予防として摂取するメリット
L8020乳酸菌やロイテリ菌など、特定の乳酸菌には、抗菌作用を持つ成分を産生することで虫歯の原因となるミュータンス菌の増殖を抑える効果があります。
また善玉菌である乳酸菌を増やすことで、口内フローラのバランスを改善します。
これにより、虫歯のリスクが低減されます。
さらに、悪玉菌が減少して口腔環境が整うことで、口臭の発生を抑える効果も期待できます。
ちなみに口内の健康は全身の健康と関連していて、虫歯を防ぐことで全身疾患のリスク低減にも間接的に寄与する可能性があります。
乳酸菌が含まれる食品
乳酸菌は、主に発酵食品から摂取することが可能です。
代表的なものにはヨーグルトや味噌、キムチや納豆、チーズやぬか漬けなどがあります。
これらはいずれもスーパーなどで簡単に購入できるものであり、調理の手間も少ないため、虫歯予防の一環として継続的に摂取しやすいです。
また食事だけで十分な量を摂取するのが難しい場合や、特定の菌株を効率良く摂取したい場合には、サプリメントや整腸剤などを採り入れるのもおすすめです。
効果的な乳酸菌の摂取方法について
虫歯予防として乳酸菌を摂取するのであれば、なるべく食後に摂取するようにしましょう。
乳酸菌の多くは胃酸に弱いため、空腹時よりも胃酸が薄まっている食後に摂取する方が摂取効率は良くなります。
また乳酸菌は口内を含む体内に定着しにくく、一定期間で体外に排出されてしまうため、一度に大量に摂るよりも毎日コツコツと続けることが大切です。
さらに、乳酸菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖を一緒に摂るシンバイオティクスという方法が推奨されています。
ただし乳酸菌を多く摂取しすぎると、脂質や糖質など乳酸菌以外の成分の過剰摂取につながる可能性があるため、バランスの良い食生活を心掛けてください。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・特定の乳酸菌には、抗菌作用を持つ成分を産生して虫歯の原因菌の増殖を抑える効果がある
・悪玉菌が減少して口腔環境が整うことで、口臭の発生を抑える効果も期待できる
・乳酸菌はヨーグルトや味噌、キムチや納豆などから摂取できる
・乳酸菌は一定期間で体外に排出されてしまうため、一度に大量に摂るよりも毎日続けることが大切
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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