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【新潟で歯周病治療】歯周病を発症する可能性のある薬について

歯周病の主な原因は、歯に付着するプラークであり、こちらが歯周ポケットを深くすることで、より症状が深刻化します。

また、病気の治療を行うために薬を服用している方も、歯茎の腫れを引き起こし、歯周病につながることがあります。

今回は、歯周病を発症する可能性のある薬の種類について解説します。

●抗てんかん薬

抗てんかん薬とは、その名の通りてんかんの発作を抑えるために用いられる薬のことをいい、主に神経細胞の興奮を抑えたり、神経細胞の興奮の広がりを防いだりする作用があります。

また、抗てんかん薬としては、アレビアチンやヒダントールなどが挙げられますが、これらを服用し続けることにより、歯周病を発症する可能性があります。

抗てんかん薬には、歯茎が腫れて肥大化するという副作用があり、ひどい場合は完全に歯を覆い隠してしまうほど肥大することも考えられます。

こちらの副作用により、歯周ポケットと同様のプラーク、歯石の温床部分が増え、歯周病のリスクが高まります。

●高血圧治療薬

高血圧治療薬(降圧薬)は、血圧を下げるために処方される薬であり、代表的なものにはカルシウム拮抗薬のニフェジピン、アダラート、アムロジンなどがあります。

これらの薬についても、抗てんかん薬と同じく歯茎の腫れを引き起こす作用があり、歯周病のリスクを高める可能性があります。

ちなみに、高血圧治療薬の服用が歯茎の肥大につながる詳しいメカニズムは不明ですが、原因としては、歯茎の線維であるコラーゲンの働きを阻害すること、カルシウム拮抗薬により、活性化された歯肉中の線維芽細胞が、基質を多量に産生することと関連があるとされています。

●免疫抑制剤

免疫抑制剤とは、体内で起こっている過剰な免疫反応、炎症反応を抑える薬のことをいいます。

ステロイドだけでは効果が乏しかったり、副作用によってステロイドを減量しなければいけなかったりする場合に、治療効果を高める目的で使用されることが多いです。

また、主な免疫抑制剤であるサンディミュンやネオラールを服用することでも、歯周病の原因となり得る歯茎の肥大が見られ、こちらは若い方や、服用量が多いほど重症になる傾向があります。

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・病気の治療で服用している薬によって歯茎が肥大し、歯周病のリスクが高まることがある

・抗てんかん薬の服用により、歯が見えないほど歯茎が肥大することがある

・高血圧治療薬や免疫抑制剤にも、歯茎肥大や歯周病のリスクがある

・薬の服用による歯茎の肥大は、若い方や服用量が多いほど重症になりやすい

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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