顎関節症は、お年寄りから子どもまで、誰にでも発症する可能性のある病気です。
発症すると、顎の違和感や痛み、開口障害などの症状に見舞われますが、日々の生活であることを意識すれば、発症を未然に防げる可能性があります。
ここからは、顎関節症の主な予防法について解説します。
●ストレスを減らす
顎関節症を引き起こす原因の一つに、日々のストレスが挙げられます。
仕事や学業、育児などの原因により、ストレスを感じている方は、筋肉に力が入りやすく、無意識のうちに歯を強く食いしばっていることがあります。
こちらは、顎の負担を増加させるため、顎関節症の原因になります。
また、ストレスは寝ているときの歯ぎしり、食いしばりにもつながり、こちらも顎の健康を維持するにあたっては避けたいことです。
そのため、趣味や運動、休養など、さまざまなことでストレスを発散するのが大切です。
●顎関節のストレッチ
日頃から顎関節を意識して動かし、ストレッチをすることで、顎関節症の予防につながります。
具体的な方法としては、まず口を可能な範囲で大きく開き、その状態を15秒ほど維持します。
その後、口を開けたまま顎を前に出し、また15秒キープします。
今後は、口を開けたまま顎を引き、また15秒キープし、最後に顎を左右それぞれ15秒ずつずらしてキープすれば完了です。
こちらのストレッチを3セット行えば、顎にとって非常に良いストレッチになりますし、すでに症状が出始めている方でも、ある程度の改善が見込めます。
ただし、痛みがひどい場合は、口を開けすぎないように注意しましょう。
●食事の改善
食事の際、きちんと両方の歯で噛むことにより、左右の筋肉のバランスが整えられ、顎関節症の予防につながります。
逆に、片噛み癖は顎関節症につながりかねないため、虫歯などの原因で片方でしか噛めないという場合は、早急に歯科クリニックで治療しましょう。
また、顎関節症は、硬いものを食べすぎることでも引き起こされます。
例えば、フランスパンやスルメイカなど、力を入れなければ噛み切れないものや、何度も咀嚼しなければいけないものなどは、なるべく避けるのが無難です。
●この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・ストレスは無意識の食いしばり、顎関節症につながることがある
・ストレスによる歯ぎしりや食いしばりは、寝ているときにも引き起こされる
・日頃から顎関節を動かし、ストレッチすることで、顎関節症を予防できる
・顎関節症を予防するには、食事の摂り方や内容を意識するのも大切
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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