歯を白くしたい場合に、手っ取り早い方法としてホワイトニング効果のある歯磨き粉を選ぶ人もいるでしょう。
しかし、ホワイトニング効果のある歯磨き粉にはいくつも種類があるため、どれを選べばいいかわからない人も多いはずです。
ホワイトニング効果が期待できる歯磨き粉の成分について解説します。
●歯を白くする効果が期待できる歯磨き粉の成分
ホワイトニング効果のある歯磨き粉の主成分は、以下のとおりです。
ポリリン酸ナトリウム
ポリエチレングリコール
ハイドロキシアパタイト
前述した3つの成分には、次のような効果があります。
ポリリン酸ナトリウム | ポリエチレングリコール | ハイドロキシアパタイト |
ステインや歯石の付着を防止 | 着色汚れを除去 | 歯の再石灰化を促す効果 |
ホワイトニング効果が期待できる歯磨き粉を選ぶときには、上記3つの成分が含まれているものを選ぶといいでしょう。
●歯磨き粉を選ぶときの注意点
前述した成分が含まれたホワイトニング効果が期待できる歯磨き粉を選ぶときには、研磨剤(清掃剤)や発泡剤に注意が必要です。
研磨剤(清掃剤)として、以下の成分が含まれている歯磨き粉を選ぶのは避けましょう。
炭酸カルシウム
無水ケイ酸
リン酸水素ナトリウム など
含まれている歯磨き粉歯で歯磨きをすると、歯の表面や歯茎を傷つける恐れがあります。
もし使用するときは、あまり力をかけずに磨くことを心がけてください。
発泡剤として「ラウリル硫酸ナトリウム」が含まれている歯磨き粉で歯磨きをすると、すぐに口内が泡でいっぱいになってしまうため、磨けていないのに磨けたと錯覚しがちです。
磨き残しが出てしまう可能性があるため、できるだけ含まれていない歯磨き粉を選ぶのがおすすめです。
●効果を実感できなかったときは?
ホワイトニング効果のある歯磨き粉で歯を磨いた場合、歯の表面の着色汚れは除去できますが、内側の象牙質までは白くすることはできません。
そのため、加齢によって歯の表面が薄くなり、奥の象牙質の色が透けて見えている歯には効果が期待できないことに留意してください。
ホワイトニング効果のある歯磨き粉で歯が白くなったと実感できなかった場合は、歯科医院で歯を白くする施術を受けましょう。
ホワイトニング効果のある歯磨き粉には含まれていない強い薬剤を使用するため、象牙質まで白くすることが可能です。
●まとめ
ホワイトニング効果のある歯磨き粉の主成分には、ポリリン酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、ハイドロキシアパタイトの3つが含まれているものを選び使用しましょう。
ただし、研磨剤や発泡剤が使用されているものは、歯に傷をつけたり磨き残しが出たりする可能性があるため、なるべく不使用のものを選んでください。
効果を実感できなかった場合は、歯科医院で歯を白くする施術を受けるのがおすすめです。