入れ歯を使用している方は、毎食後口内から取り外し、キレイに洗浄することが望ましいです。
しかし仕事先や外出先などでは、なかなか洗浄が難しく、特にお昼の時間などはメンテナンスができない方も多いです。
今回は、食後に入れ歯を洗浄できない場合の対処法について解説します。
水で口をすすぐ
食後に入れ歯を洗浄するのが困難な場合は、代わりに水で口をすすぐようにしましょう。
水でグチュグチュと口内を洗い流すだけでも、ある程度の食べカスは除去することができます。
うがい程度であれば、環境が整っていない外出先でも行える可能性が高いです。
また食後にうがいをするだけでなく、食事中もなるべく水で口内をリセットするようにしましょう。
食事中こまめに水を飲めば、1食によって食べカスやプラークが蓄積し、入れ歯が汚れやすくなりリスクを減らせます。
前日の晩に丁寧に洗う
朝昼にしっかり入れ歯を洗う時間がないという方は、前日の晩にじっくり時間をかけて洗浄するようにしましょう。
入れ歯を洗浄する正しい手順としては、まず鏡を見ながらゆっくりと入れ歯を外します。
その後、洗面器に水を張り、入れ歯を流水で軽くすすぎます。
入れ歯の表面や内面、歯が当たる部分などについては、入れ歯用ブラシでゆっくり優しく磨きます。
そして、入れ歯洗浄剤を入れたぬるま湯に入れ歯を浸け置きします。
浸け置きが終わったものは、朝のタイミングで水洗いし、洗浄剤を完全に落としてから装着します。
夜の時間帯に入れ歯の衛生状態をほぼ完璧な状態にしておけば、翌日1食分くらい洗浄できなくても清潔さを保ちやすくなります。
入れ歯に挟まりやすいものを避ける
入れ歯を洗浄できない時間帯がある場合は、そのときの食事で入れ歯に挟まりやすいものを避けるのが無難です。
例えばガムやキャラメル、餅などのネバネバしたものや、アーモンド、ピーナッツなどのナッツ類は挟まりやすいため要注意です。
またゴマやイチゴの種、キウイの種など、細かい粒状のものもよく挟まるため、摂取しないようにしましょう。
さらにせんべい、あられといった水分を含むと付着しやすくなるものも要注意です。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・食後に入れ歯を洗浄するのが難しい場合は、代わりに水ですすぐのがおすすめ
・食事中もこまめに水を飲み、口内の汚れをリセットすることが大切
・朝昼にしっかり入れ歯を洗う時間がない方は、前日の晩に時間をかけて洗浄する
・ネバネバしたものやナッツ類など、入れ歯に挟まりやすいものを避けるのも一つの手
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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