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【新潟市の歯科医】歯周病と貧血の関係や対処法について

貧血は、血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンが少なくなった状態であり、めまいや立ちくらみ、頭痛や倦怠感など、さまざまな症状につながります。

また、日頃から貧血気味の方は、歯周病のリスクが少し高くなるとされています。

今回は、歯周病と貧血の関係、貧血の対処法などについて解説します。

●歯周病と貧血の関係

歯周病の場合、歯茎に炎症が起こりますが、こちらの修復過程において重要になるのが血液です。

血液は、歯茎を治すのに必要な栄養や、細菌などを抑えてくれる白血球を運ぶという重要な役割を担っています。

しかし、貧血の場合、血液が不足するため、上記のような機能は滞ります。

その結果、いつまでも歯茎の修復が行われなかったり、痛み始めている歯茎がより痛んだりして、歯周病のリスク向上や症状の悪化につながります。

また、歯周病の症状が貧血によって悪化することで、歯磨きをするとすぐに出血するようになったり、プラークに対する耐性が低くなったりします。

●貧血を改善させるために摂取すべき食品

歯周病にとって良くない貧血を改善するには、改善効果のある食品を積極的に摂取すべきです。

例えば、緑黄色野菜は、正常な赤血球をつくるのに必要な葉酸を含んでいますし、牡蠣やあさり、しじみなどの貝類には、赤血球をつくり出すビタミンB12が豊富に含まれています。

また、イモ類や魚、肉、卵などの動物性タンパク質は、鉄の吸収率をアップさせるため、サポート食品として食事に採り入れることをおすすめします。

●摂取しない方が良い食品について

歯周病に悪影響を与える貧血を改善するためには、避けた方が良い食品もいくつかあります。

例えば、加工食品に多く使用される添加物のリン酸鉄は、鉄の吸収を妨げる効果があるため、摂取を控えるべきです。

また、コーヒーや紅茶などの嗜好品も、貧血の方にとっては良くありません。

これらに含まれるポリフェノールの一種であるタンニンは、鉄分の体内吸収を妨げる効果があり、特に食事前後に摂取すると、身体に採り入れた鉄分がそのまま体外に排出されやすくなります。

そのため、もしコーヒーや紅茶を飲むのであれば、最低でも食事の1時間前後を避けるようにしましょう。

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯周病の症状は貧血によって悪化することがある

・貧血によって歯茎から出血しやすくなったり、プラークの耐性が下がったりすることもある

・貧血を改善するには緑黄色野菜や貝類、動物性たんぱく質などの摂取がおすすめ

・加工食品やコーヒー、紅茶などは貧血にとって良くない食品

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

新潟市西区周辺やJR越後線「寺尾駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、ひらの歯科医院へお問い合わせ下さい!

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【新潟市の歯医者】歯周病が原因で発生することのある味覚障害とは?

歯周病は、口内環境の悪化だけでなく、心筋梗塞や脳梗塞、糖尿病など、さまざまな病気につながる可能性のあるものです。

また、中には歯周病が原因で、味覚障害を引き起こしてしまう方もいます。

ここからは、味覚障害の概要や、歯周病が味覚障害につながる仕組みなどについて解説します。

●味覚障害の概要

味覚障害とは、味に対する感度が低下したり、味を感じなくなったりすることをいいます。

また、口内には何もない、つまり何も食べていないにもかかわらず、塩味や苦味を感じたり、何を食べてもまずく感じたりするのも、味覚障害の一種です。

歯周病で発生する味覚障害は、何も食べていないにもかかわらず、変な味がするというケースが多く、こちらは自発性異常味覚と呼ばれます。

●歯周病が味覚障害につながる仕組み

重度の歯周病を患うと、気付かないうちに歯茎から膿や血が出ることがあります。

また、こちらが口の中に苦味を感じたり、鉄の味を感じたりする原因となります。

また、歯周病を発症している方の中には、口内が乾くドライマウスが原因の方もいますが、こちらも味覚障害につながりやすいです。

唾液は味物質を舌に運ぶ役割をしているため、唾液が減少することにより、味を感じにくくなってしまいます。

ちなみに、歯周病の方が口臭を気にして舌磨きをしすぎることも、味蕾が破壊され、味覚障害を発症することにつながるため、注意しなければいけません。

●味覚障害の対処法

歯周病から味覚障害を発症してしまった方は、何よりもまず歯周病治療を受けるべきです。

歯周病が進行していて、歯周基本治療だけでは改善が見込めない場合、歯周外科治療を行い、歯根面に付着しているプラークや歯石の除去を行います。

また、味覚障害は、歯周病以外が原因で発症することもあります。

代表的な原因が亜鉛不足であり、体内の亜鉛が不足すると、味蕾の新陳代謝が十分に行われず、味覚障害を引き起こすことがあります。

そのため、歯周病治療とあわせて、亜鉛を多く含む牛肉や牡蠣、チーズといった食品を摂ることもおすすめです。

ちなみに、身体に熱がこもることも味覚障害につながりやすいため、キュウリやトマト、白菜といった熱を冷ます食品も採り入れるとさらに効果的です。

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯周病が原因で味覚障害が発生するケースがある

・歯周病で発生する味覚障害は、何も食べていないにもかかわらず、変な味がするというケースが多い

・歯周病に伴う歯茎からの膿や血、口内の乾燥などが味覚障害の主な原因

・歯周病治療や亜鉛の補給などで味覚障害はある程度改善できる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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歯周病と糖尿病の関係性について知っておこう!

歯周病は、プラークが原因で発症する病気であり、口内環境を悪化させるだけでなく、さまざまな全身疾患とも関係しています。

また、その全身疾患の一つに挙げられるのが糖尿病です。

今回は、糖尿病の概要について、そして歯周病と糖尿病の関係性について解説したいと思います。

●糖尿病の概要

糖尿病は、血糖を下げるホルモンであるインスリンの作用が十分でないことから、ブドウ糖が有効に使われず、血糖値が高くなっている状態です。

糖尿病には、1型糖尿病や2型糖尿病、妊娠糖尿病などの種類がありますが、一般的に糖尿病と言うと、生活習慣病の1つである2型糖尿病を指すことが多いです。

日本の糖尿病患者の90%が2型糖尿病と言われていて、こちらは遺伝的な体質に加え、過食や運動不足、肥満、ストレスなどが重なることによって発症します。

●糖尿病の人は歯周病になりやすい?

一見、歯周病と糖尿病には何の関係もないように見えますが、実はこれらの病気は深く関係しています。

健康な方に比べて、糖尿病を患っている方は、唾液の分泌量が少ないです。

さらに、唾液中の糖分の濃度が高く、こちらがプラークの付着、細菌の増殖などにつながり、歯周病を発症させる原因となります。

また、糖尿病による高血糖状態が続くと、白血球機能や免疫反応が低下し、歯周病の発症、悪化リスクは高くなります。

つまり、糖尿病の方は、特に注意しなければ、歯周病というまったく別の症状に悩む可能性が高いということです。

●歯周病の方が糖尿病になるリスクも高い

先ほど、糖尿病の方は歯周病のリスクが高いという話をしましたが、逆もまた然りです。

歯周病を発症すると、歯周病気から出る毒素が血液を介し、全身に広がります。

こちらは、インスリンの働きを低下させ、血糖値を上げる原因になり、ゆくゆくは糖尿病につながるおそれがあります。

また、歯周病の症状の1つである炎症は、生体の傷害に対する防御反応の1つですが、このときには特殊な細胞が集まり、さまざまな伝達物質が体内を駆け巡ります。

これらの細胞や伝達物質が、インスリンの働きを妨げることも、歯周病が糖尿病につながる理由の1つです。

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・糖尿病は、インスリンの作用が十分でないことから、ブドウ糖が有効に使われず、血糖値が高くなっている状態

・糖尿病の方は、唾液の分泌量や免疫機能が低下し、歯周病を発症しやすくなる

・歯周病菌や炎症に伴う細胞、伝達物質の作用がインスリンの働きを妨げ、糖尿病を発症することもある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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歯周病にとってアルコールの摂取が良くない理由

喫煙や過度のストレスなど、歯周病の発症につながったり、歯周病の症状を悪化させたりする習慣や原因は数多くあります。

また、アルコールの摂取も、日常生活におけるあまり良くない習慣とされています。

ここからは、歯周病にとってアルコールの摂取が良くない理由について解説したいと思います。

●ブラッシングを怠りやすくなる

歯周病を予防するためには、毎日丁寧にブラッシングをする必要がありますが、アルコールを摂取することにより、こちらがおろそかになることがあります。

こちらは、アルコールが入ることにより、歯磨きが面倒になったり、眠くなったりしてしまうことが原因です。

アルコールを摂取した後、歯の汚れを除去せずにそのまま眠ってしまうと、就寝中に食べカスからプラークが形成され、歯周病や虫歯につながりやすい状況に陥ってしまいます。

そのため、少しの量であればそれほど問題はありませんが、深酒をしてしまわないように注意すべきです。

●口内が水分不足になる

歯周病にとってアルコールの摂取が良くない理由としては、口内が水分不足になることも挙げられます。

アルコールには利尿作用があり、摂取すればするほど尿として身体から水分が失われます。

また、アルコールの量が多くなると、食事の量が減りがちになり、咀嚼の回数も減少するため、なかなか唾液が分泌されません。

唾液には、口内を清潔にする自浄作用があるため、こちらは特に歯周病の起こりやすい口内環境をつくり出してしまいます。

●血管が拡張する

歯周病にとってアルコールの摂取が良くない理由には、血管が拡張することも挙げられます。

アルコールを摂取すればするほど、血管拡張作用により、血流が良くなります。

そのため、すでに歯肉炎など軽度の歯周病を患っている方は、歯茎の炎症が増強され、症状が悪化する可能性があります。

こちらは、アルコールによって習慣的に炎症が増強されることにより、歯周組織の破壊が進行しやすくなることが理由です。

ちなみに、同じような理由で、運動や入浴、サウナといった血行を促進する行動も、すでに歯茎に炎症が見られる場合は控えることをおすすめします。

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・就寝前にアルコールを摂取しすぎると、ブラッシングがおろそかになり、歯周病のリスクが高まる

・利尿作用や咀嚼の回数減少により、口内が水分不足になることも、歯周病にとってアルコールの摂取が良くない理由

・アルコールの摂取は血管を拡張させ、歯周病の炎症を増強するおそれがある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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歯周病対策を意識した歯磨きのポイントについて

歯周病を発症すると、歯茎の赤みや腫れ、出血といった症状が出るだけでなく、歯を支える骨が溶けることも考えられます。

また、代表的な歯周病対策には歯磨きが挙げられますが、こちらもただなんとなく行うだけではそれほど効果がありません。

今回は、歯周病対策を意識した歯磨きのポイントについて解説します。

●歯周病対策を意識した歯の磨き方

歯周病菌は、歯周ポケット内のプラークに生息しています。

まだ初期の段階で、炎症が歯茎に限られている歯肉炎の状態であれば、しっかりとプラークを取り除くことで、元の状態に戻すことが可能です。

また、そこでマスターすべきなのが、毛先磨きです。

こちらは、歯ブラシの毛先を歯と歯茎の境目に45度の角度で当て、5mm程度細かく動かしながら、軽い力で磨くというものです。

このとき、毛先が歯茎だけに当たり、歯と歯茎の境目が磨けていないと、きちんとプラークを除去することができません。

●出血があっても歯磨きは行う

歯周病対策を意識するのであれば、ある程度出血があったとしても、歯磨きは継続して行う必要があります。

歯周病の前段階である歯肉炎を患っている場合、歯磨きの際に歯茎から出血することがあります。

こちらは、歯茎に炎症反応が生じているからです。

また、出血することに驚いたり、怖くなったりして歯磨きをやめてしまう方がいますが、こちらの段階でやめてしまうと、歯周病はますます進行していきます。

もちろん、強い力で出血する箇所をゴシゴシと磨くのは良くありませんが、プラークを取り除かなければ、さらにプラークや歯石は増加し、細菌の活動も活発化してしまいます。

●歯周病対策を意識した歯磨き粉選び

歯周病対策を意識するのであれば、歯磨き選びにもこだわらなければいけません。

市販の歯磨き粉には、界面活性剤や研磨剤が含まれているものが多いですが、こちらには歯周病の原因となる細菌を増殖させるリスクがあるため、避けるのが無難です。

一方、界面活性剤や研磨剤を含まない無添加歯磨き粉は、上記のような口内のトラブルを防止できる上に、歯を傷つけて知覚過敏、歯周病の原因を増やす心配がありません。

また、泡立ちが少なく風味もやわらかいため、丁寧な歯磨きを実践しやすくなります。

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯周病対策を意識するのであれば、歯ブラシの毛先を歯と歯茎の境目に45度の角度で当てる毛先磨きをマスターすべき

・歯肉炎で出血がある場合でも、歯磨きは継続すべき

・歯周病対策を意識するなら、界面活性剤や研磨剤を含まない無添加歯磨き粉を使用すべき

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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歯周病菌はうつるのか?~感染のパターンについて~

歯周病は、細菌感染によって歯茎が炎症を起こしたり、歯を支える骨が溶けたりする病気です。

初期は自覚症状があまりなく、気付いたら重症化していることも多いですが、れっきとした病気の一種です。

では、歯周病菌が人から人へうつるということは、果たしてあり得るのでしょうか?

今回はこちらの点について解説します。

●食器類の共有でうつるパターンが多い

冒頭で触れた通り、歯周病は細菌感染によって発症する病気です。

そのため、人から人へ細菌(歯周病菌)が移動するような行動を取れば、菌がうつる可能性は十分にあります。

また、歯周病菌がうつるパターンとして多いのは、お箸やスプーン、食器などの共有でうつるというパターンです。

例えば、親御さんが乳幼児に食べ物を噛んで与える際などは、食器を共有している可能性が高く、このような感染の仕方は垂直感染と呼ばれます。

●パートナー同士でうつることもある

歯周病菌は、親子だけでなく、恋人や夫婦などのパートナー同士でもうつることがあります。

こちらは、水平感染と呼ばれるものであり、主にキスなどの唾液を交えるスキンシップにより、菌がうつるケースを指しています。

もちろん、垂直感染と同じように、食器を共有したり、同じストローで飲み物を飲んだりといった行動でも、歯周病菌がうつる可能性はあります。

●“歯周病菌がうつる”と“歯周病を発症する”は異なる

親子間やパートナー間では、食器の共有やスキンシップにより、歯周病菌がうつる可能性があると解説しましたが、ここでいう“歯周病菌がうつる”と、“歯周病を発症する”は意味合いが異なります。

確かに、歯周病菌が人から人へ移動するという意味では、うつる可能性はありますが、うつった人が必ず歯周病を発症するというわけではありません。

なぜなら、私たちの口腔内には多かれ少なかれ歯周病菌が存在していて、歯周病を発症するかどうかについては、細菌の数ではなく、その人の免疫力が大きく影響しているからです。

例えば、免疫力が低い方は、歯周病菌が100億個に達すれば歯周病を発症しますが、免疫力が高い方は、歯周病菌が1,000億個を超えても歯周病を発症しないといったことが起こり得ます。

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯周病菌がうつるパターンとして多いのは、お箸やスプーンといった食器の共有

・パートナー同士のキスなどのスキンシップでも、歯周病菌がうつることはある

・親子同士の感染は垂直感染、パートナー同士の感染は水平感染という

・歯周病菌がうつっても、うつった人が必ず歯周病を発症するとは限らない

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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歯周病を市販の薬で治すことができない3つの理由

歯周病は、ほとんど初期症状がないため、気付いたら通院が必要なほど重症化していることもあります。

また、すべての方がいつでも歯科クリニックに通えるとは限らず、忙しい方は市販の薬で何とか歯周病を治そうと考えます。

しかし、歯周病は市販の薬では治すことができません。

今回はこちらの理由を解説します。

●歯石を落とすことができないから

歯周病を市販の薬ではない治せない理由としては、まず歯石を落とすことができないことが挙げられます。

歯周病の原因は、歯の表面に付着したプラークや歯石の中にいる細菌の繁殖です。

プラークは柔らかいため、ブラッシングで取り除くことが可能ですが、こちらが口内に残って歯石化すると、歯科クリニックの専用器具でしか落とすことはできません。

もちろん、歯周病に効果があるとされる市販薬を服用しても、歯石が減少したり、除去されたりすることはありません。

●症状を一時的に抑えることしかできないから

歯周病を市販の薬では治せない理由としては、そのような薬には、症状を一時的に抑える効果しかないことも挙げられます。

歯周病に効果のある市販薬は、ドラッグストアなどでも数多く販売されていますが、これらは一時的に歯茎の腫れなどを抑制するものであり、歯周病を根本的に治すものではありません。

また、効果が一時的であることから、時間が経てば再び腫れや痛みが引き起こされます。

ちなみに、一時的に腫れや痛みが治まっている間に、歯周病が進行し、治療が手遅れになってしまうことも考えられます。

●免疫力を高める必要があるから

先ほども触れたように、歯周病を治すためには、その原因であるプラークを除去する必要があります。

また、十分な睡眠や栄養摂取、ストレスを溜めないことなどにより、免疫力を高くキープすることも大切です。

一般的に、口腔内の歯周病菌が増加すれば歯周病を発症しやすくなりますが、免疫力が高い方は、歯周病菌の数が多くても発症のリスクはそれほど上がりません。

歯周病の市販薬には、基本的には免疫力を高める効果がないため、それだけを摂取しても歯周病を治したり、歯周病に強い身体をつくったりするのは難しいです。

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯周病の原因である歯石は、歯科クリニックの専用器具でしか落とすことができない

・歯周病の市販薬では、一時的に腫れや痛みを抑えることしかできず、根本的な治療にはならない

・身体の免疫力を高めなければ、歯周病を治したり、予防したりすることができない

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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歯科クリニックで行われる歯周病治療の種類について

歯科クリニックで歯周病治療を受けることには、症状が悪化して歯が抜け落ちたり、全身疾患につながったりといったリスクを下げるメリットがあります。

また、歯周病治療にはいくつかの種類があり、それぞれ方法や目的などは異なります。

ここからは、各治療の概要について解説したいと思います。

●スケーリング

スケーリングは、歯周病治療としてはもっとも一般的なものです。

歯に付着しているプラーク、歯石を除去する治療であり、治療にはスケーラーと呼ばれる専用の器具を使用します。

プラークが石灰化した歯石は、石灰化から時間が経つほど硬くなり、ブラッシングでは落とすのが困難になります。

そのような歯石を、歯科クリニックで落としてもらうのがスケーリングです。

ちなみに、スケーリングには、スケーラーを用いて手動で取り除く方法と、超音波を発生させる機械(超音波スケーラー)などで除去する方法があります。

●ルートプレーニング

ルートプレーニングも、歯科クリニックで実施される歯周病治療の一種です。

こちらは、プラークに含まれる細菌により汚染された歯根の表面を、器具を使用して滑らかにする治療です。

ブラッシングが十分でない場合、歯と歯茎の境目にプラークが溜まり、こちらに含まれる細菌が炎症を引き起こします。

また、炎症によって発生した歯周ポケットでは、細菌が深くにまで繁殖し、いずれは歯根の汚染や、歯槽骨が溶けることにつながります。

一方、ルートプレーニングを受けることで、汚染された歯根の表面は削り取られ、ツルツルになることから、再び歯石が付着しにくくなります。

●フラップ手術

フラップ手術は、進行した歯周病に施す治療の一つで、深い歯周ポケット内の歯石、病変部を除去し、歯茎と歯を支える周りの骨を健康な状態にするものです。

歯周ポケット深くまで歯石が沈着し、器具が届かず、取りきれない場合や、取りきれても歯茎の炎症が残り、深い歯周ポケットが改善されないときに、外科的手術として実施します。

歯周ポケットの奥深くの病巣を直接目で見て確認する治療のため、徹底的にキレイにできるのがメリットです。

こちらにより、歯周病の進行を一時的に食い止めることができます。

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯周病治療には種類があり、それぞれ方法や目的などは異なる

・スケーリングは、専用の器具で歯に付着しているプラーク、歯石を除去する治療

・ルートプレーニングは、プラークに含まれる細菌により汚染された歯根の表面を滑らかにする治療

・フラップ手術は、深い歯周ポケット内の歯石や病変部を除去し、歯茎と歯周辺の骨を健康にする治療

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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総入れ歯の方でも歯周病を発症することはあるのか?

総入れ歯は、上下いずれかもしくはすべての歯を失ったときに装着する入れ歯です。

言い換えると、天然歯はほとんど存在しない状態で装着するのが総入れ歯ですが、だからといって口内のケアを怠ってしまうと、歯周病を発症することもあります。

今回は、こちらの点について解説したいと思います。

●総入れ歯でも歯周病を発症する可能性はある

冒頭で触れた通り、総入れ歯は歯がほとんどない、もしくは1本もない状態の方が装着するものです。

しかし、天然歯がないといっても、歯周病菌が口内から消滅するわけではないため、口内のケアは継続しなければいけません。

特に、総入れ歯であっても、歯の根っこがしっかり残っている方は、歯周病のリスクが高まります。

例えば、金属の土台を歯の根っこに入れて接着し、その土台と入れ歯とでマグネット式に装着させる“マグネット義歯”を使用する方などは、根っこの部分で歯周病を発症するおそれがあります。

●部分入れ歯における歯周病のリスク

総入れ歯であっても歯周病を発症するということは、それよりも残存する天然歯が多い部分入れ歯の場合、さらに歯周病のリスクは高まるということになります。

部分入れ歯の多くは、入れ歯を支えるためのバネが付いていますが、こちらには想像以上の力が加わります。

そのため、バネをかけている歯が元々弱い場合、歯周病や歯槽膿漏に似た症状が出ることがあります。

また、歯茎と合っていない部分入れ歯を使用している場合、咀嚼時には必要以上に動くため、バネがかかっている歯により強い力が加わります。

こちらも、歯周病や歯槽膿漏のような症状につながる原因です。

●入れ歯の汚れが溜まると歯周病以外のリスクも高まる

総入れ歯や部分入れ歯の方は、汚れが溜まることによる歯周病以外の症状についても知っておくべきです。

例えば、総入れ歯で食事をしていると、小さい食べカスが入れ歯と歯茎の間に入り込むことがありますが、こちらが溜まってしまうと、汚れのかたまりを飲み込むことにより、誤嚥性肺炎を引き起こすことがあります。

また、口内ケアを怠ると、歯周病菌とカンジダという真菌が口内に繁殖し、義歯性の口内炎というものを引き起こします。

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・総入れ歯でも歯周病菌は存在するため、歯周病になる可能性はある

・歯の根っこがしっかり残っている方は、特に歯周病のリスクが高くなる

・部分入れ歯の方は、歯周病や歯槽膿漏に似た症状が出やすい

・入れ歯の汚れが溜まると、誤嚥性肺炎や義歯性の口内炎などを引き起こす

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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歯周病が早産につながりやすいのは本当なのか?

初期の歯周病はほとんど症状がなく、ある程度進行したタイミングで、歯茎の炎症や出血、歯の動揺や口臭などの症状が現れます。

また、妊娠している方が歯周病を発症すると、早産のリスクも上がってしまうとされています。

今回は、こちらの内容の詳細について、早産につながる仕組みについて解説していきたいと思います。

●歯周病と早産の関連性について

妊娠中の女性が歯周病を発症した場合、妊娠22週以降37週未満の出産を指す早産や、低体重児出産(出生体重2,500g未満の出産)におけるリスクが高まります。

通常、胎児は女性のお腹の中で成長し、約10ヶ月をかけて身体の機能を成熟させて生まれます。

しかし、早産で生まれると、成長発達が十分でない場合が多く、何らかの病気や発達に対する障がいが見られる可能性があります。

また、早産の中でも、妊娠22~23週に生まれた胎児については、生存率が50%にまで低下してしまいます。

●歯周病が早産につながる仕組み

妊婦の方が歯周病を発症し、早産になってしまう仕組みには、プロスタグランジンという物質が大きく関係しています。

プロスタグランジンは、痛みや発熱、炎症に関与する物質であり、こちらは出産が近づくと子宮で分泌され、分娩が始まります。

しかし、歯周病による炎症が広がると、その炎症を抑制しようと同じ物質が形成され、子宮の圧縮が促進されます。
こちらが、早産につながる仕組みです。

ちなみに、妊娠中は悪阻で食事や歯磨きが不十分になったり、胎盤でつくられるホルモンが歯周病菌を増殖しやすくしたりするため、歯周病が悪化しやすくなります。

●妊娠中の口内ケアについて

妊娠初期のうちは切迫流産の危険性があるため、緊急を要する治療が必要な場合以外、基本的には歯科クリニックでの治療ができません。

そのため、歯周病を防ぐために、しっかりと口内ケアをする必要があります。

具体的には、妊娠初期からフッ素配合の歯磨き粉でブラッシングを行い、悪阻がひどい場合には、香料、味の強い歯磨き粉を避け、コンパクトヘッドの柔らかい歯ブラシを使用しましょう。

また、妊娠中期から後期は、口内の自浄作用が弱まったり、出産後の準備などでブラッシングがおろそかになったりしがちなため、特に意識して口内ケアをしなければいけません。

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・妊娠中の女性が歯周病を発症すると、早産や低体重児出産のリスクが高まる

・早産で生まれた胎児は、病気や障がいが見られる可能性が高い

・歯周病による炎症が広がると、その炎症を抑制しようとプロスタグランジンが形成され、早産につながる

・歯科クリニックに通わなくても良いよう、妊娠中の口内ケアを徹底するのが大切

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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ひらの歯科医院は新潟県新潟市西区坂井東で診療を行う歯科医院です。
新潟市は越後平野の中央部、信濃川・阿賀野川の河口に位置し、古くから日本海運の拠点として栄え、江戸末期に開港5港の一つに指定された歴史のある「みなとまち」と言われています。
毎年6月に行われる新潟市の夏の風物詩として市民に親しまれている伝統行事の一つ白根大凧合戦は信濃川の支流、中ノ口川の両岸から縦7メートル、横5メートルの大凧を揚げ、空中で絡ませ川に落とし、相手の凧綱が切れるまで引き合う勇壮な世界最大スケールの大凧合戦です。2015年に新潟県の無形民俗文化財に指定された他に2014年には新潟市民文化遺産にも認定されています。
当院最寄り駅JR越後線「寺尾駅」周辺には徒歩6分程に寺尾中央公園があり、春になると3万本のチューリップで彩られチューリップの公園として市民に親しまれています。広い園内は遠足や散策の場として多くの人達で賑わい、二つあるバラ園には約50種類のバラが咲き乱れ、訪れる人々を美の世界にいざないます。
新潟市にお住まいの方、近隣に立ち寄った方も、歯やお口に関しての気になることがございましたらご気軽にご相談ください。