歯周病を発症すると、歯茎の赤みや腫れ、出血といった症状が出るだけでなく、歯を支える骨が溶けることも考えられます。
また、代表的な歯周病対策には歯磨きが挙げられますが、こちらもただなんとなく行うだけではそれほど効果がありません。
今回は、歯周病対策を意識した歯磨きのポイントについて解説します。
●歯周病対策を意識した歯の磨き方
歯周病菌は、歯周ポケット内のプラークに生息しています。
まだ初期の段階で、炎症が歯茎に限られている歯肉炎の状態であれば、しっかりとプラークを取り除くことで、元の状態に戻すことが可能です。
また、そこでマスターすべきなのが、毛先磨きです。
こちらは、歯ブラシの毛先を歯と歯茎の境目に45度の角度で当て、5mm程度細かく動かしながら、軽い力で磨くというものです。
このとき、毛先が歯茎だけに当たり、歯と歯茎の境目が磨けていないと、きちんとプラークを除去することができません。
●出血があっても歯磨きは行う
歯周病対策を意識するのであれば、ある程度出血があったとしても、歯磨きは継続して行う必要があります。
歯周病の前段階である歯肉炎を患っている場合、歯磨きの際に歯茎から出血することがあります。
こちらは、歯茎に炎症反応が生じているからです。
また、出血することに驚いたり、怖くなったりして歯磨きをやめてしまう方がいますが、こちらの段階でやめてしまうと、歯周病はますます進行していきます。
もちろん、強い力で出血する箇所をゴシゴシと磨くのは良くありませんが、プラークを取り除かなければ、さらにプラークや歯石は増加し、細菌の活動も活発化してしまいます。
●歯周病対策を意識した歯磨き粉選び
歯周病対策を意識するのであれば、歯磨き選びにもこだわらなければいけません。
市販の歯磨き粉には、界面活性剤や研磨剤が含まれているものが多いですが、こちらには歯周病の原因となる細菌を増殖させるリスクがあるため、避けるのが無難です。
一方、界面活性剤や研磨剤を含まない無添加歯磨き粉は、上記のような口内のトラブルを防止できる上に、歯を傷つけて知覚過敏、歯周病の原因を増やす心配がありません。
また、泡立ちが少なく風味もやわらかいため、丁寧な歯磨きを実践しやすくなります。
●この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・歯周病対策を意識するのであれば、歯ブラシの毛先を歯と歯茎の境目に45度の角度で当てる毛先磨きをマスターすべき
・歯肉炎で出血がある場合でも、歯磨きは継続すべき
・歯周病対策を意識するなら、界面活性剤や研磨剤を含まない無添加歯磨き粉を使用すべき
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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