日々生活していて、ある日突然顎の痛みや開口障害を自覚するというケースがあります。
このような症状が出ている方は、顎関節症の可能性がありますが、もしすぐに通院できないのであれば、割り箸を使った応急処置がおすすめです。
今回は、こちらの詳しい方法について解説したいと思います。
●割り箸を使った顎の応急処置
こちらの方法では、まず応急処置を行う前に、自身の顎と首のずれを確認します。
まっすぐ座った口を大きく開き、ゆっくりと閉じたとき、最初に噛み合う歯が右前、左前だった場合は、首の骨が後ろにずれている可能性があるため、横向きにした割り箸を左右の奥歯で挟み、30回ほど50%程度の力で噛みます。
また、最初に当たったのが左右の奥歯だった方は、首の骨が前にずれているため、横向きの割り箸を左右の前歯で挟み、同じように30回、50%程度の力で噛みましょう。
そして、右の歯全体が最初にぶつかった場合は、縦向きにした割り箸を左の歯の全体で挟み、同じように噛みます。
左の歯全体が最初に当たった方は、こちらと真逆の方で割り箸を噛んでください。
これらのトレーニングを行うことで、うまく動かない下顎の動きを円滑にできたり、顎の開け閉めがしやすくなったりすることが期待できます。
●寝ながら行う割り箸療法
寝ながら行う割り箸療法は、まず畳や布団などの上で大の字になり、仰向けで寝ます。
このとき、首がまっすぐになるよう、首の下にロール状に巻いたタオルなどを入れるのがおすすめです。
また、その後が口を半開きにし、半分に割った割り箸を口角に乗せます。
このとき、歯で割り箸を噛んではいけません。
こちらの状態で、身体をリラックスさせ、30分ほど寝た状態をキープします。
30分経ったら、口を開けたままゆっくりと立ち上がり、まっすぐに立って視線を遠くにしてから、顎をゆっくりと閉じていきます。
もし、このときいずれかの歯が当たったら、すぐにそれ以上噛むのをやめます。
このとき、いつもと違う歯がぶつかっていたり、いつもと違うところの隙間が開いていたりする場合、ずれていた顎が理想に近い位置に戻ってきている可能性が高いです。
●この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・顎関節症の方がすぐに通院できない場合は、割り箸を使った応急処置がおすすめ
・割り箸を使った応急処置では、まず自身の顎と首のずれを確認する必要がある
・割り箸を正しい方法で噛むことにより、顎関節症の症状改善が期待できる
・寝ながら行う割り箸療法でも、顎が理想の位置に戻ってくる可能性がある
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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