顎関節症を発症すると、顎に痛みが出るだけでなく、食事がしにくくなったり、うまく発音できなかったりすることがあります。
そのため、自身の力で少しでも改善させたいという方は多いかと思います。
ここからは、顎関節症に効くツボの詳細と、効果的なマッサージの方法について解説したいと思います。
●顎関節症の改善にツボが効果的なワケ
顎関節症を引き起こす原因の一つに、歯の隙間の減少が挙げられます。
ここでいう隙間とは、上の歯と下の歯の空間のことであり、口を閉じているときでも、本来は少しだけ離れているものです。
しかし、力が入るとこちらの空間がなくなり、常に噛み締めていることになることから、顎関節症を引き起こします。
そして、このような方は、顎周りや頬の筋肉が常に緊張しているため、ツボを押して緊張をほぐす必要があります。
●顎関節症に効くツボの種類
顎関節症に効くツボには、主に以下のものが挙げられます。
・下関(げかん)
・頬車(きょうしゃ)
・天容(てんよう)
・扶突(ふとつ)
下関は、頬骨の中央付近にあるツボで、耳のちょうど前あたりに位置しています。
また、頬車は耳たぶの下垂と下顎角の間にあり、天容は下顎角の後ろで、胸鎖乳突筋の前方にあります。
そのわずかに下あたりにあるのが、扶突というツボです。
これらのツボについては、鍼灸治療などでもよく使用されています。
●顎関節症に効くツボのマッサージ方法
上記の顎関節症に効くツボは、ただ強く刺激すれば良いというわけではありません。
具体的には、まず押しやすい指を使用し、強く刺激せず、ゆっくり圧を加えましょう。
その後、痛気持ち良いくらいの強さで、5秒間ほどキープします。
また、もう少し刺激が欲しい場合は、さらにゆっくり円を描くように刺激することをおすすめします。
不調な場所であるほど、刺激すると硬く感じるときや、痛いときがありますが、闇雲に強く押さなければ、しっかり効いている感覚を得られる可能性が高いです。
そして、こちらのマッサージは毎日行うようにしてください。
毎日ツボを押すことにより、以前との変化を感じやすくなります。
●この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・顎関節症の方は、顎周りや頬の筋肉が常に緊張しているため、ツボを押してほぐす必要がある
・顎関節症に効くツボは、鍼灸治療などでもよく使用されている
・顎関節症のツボは強く押すのではなく、痛気持ち良いくらいの強さでゆっくり圧を加えるのが大切
・毎日マッサージをすることで、以前との変化を感じやすくなる
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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