歯周病対策と言えば、歯ブラシやデンタルフロスなどを使用した口内ケアが挙げられます。
また、指を使って歯茎をマッサージすることでも、歯周病の症状は改善することがあります。
ここからは、歯周病対策につながる歯茎マッサージの方法やメリット、注意点などについて解説したいと思います。
●歯周病対策につながる歯茎マッサージの方法
歯周病対策として行う歯茎マッサージは、歯ブラシなどのアイテムを使用せず、指で行います。
まず、指先を歯と歯茎の境目よりやや下に当て、左右に小刻みに動かします。
その後、弧を描くように指先を下から上に動かし、歯茎を気持ち良い程度の力で刺激します。
このときのポイントとしては、奥歯から前歯に向かってマッサージをすることが挙げられます。
歯周病は奥歯に発生しやすいため、奥歯側に力が入りやすいようにすることで、より効果アップが期待できます。
●歯茎マッサージのメリット
歯周病対策として行う歯茎マッサージのメリットは、なんといっても歯茎の状態を改善できるということです。
歯周病の原因菌は、毒素を産生して歯茎に炎症を起こし、ダメージを与えます。
さらに、こちらの毒素は歯茎を構成する細胞の増殖を抑制し、ダメージを受けた歯茎の再生も阻害します。
一方、歯茎マッサージを行い、血行を良くすれば、歯茎の細胞の正常な再生サイクルを促す効果があります。
直接歯周病菌を除去する効果はないものの、ダメージを受けた歯茎の修復、歯周病に対する免疫アップの効果が期待できます。
ちなみに、歯茎のマッサージには、他にもリラックス効果や顔の歪みを予防する効果、唾液分泌の促進による口臭予防効果などがあります。
●歯茎マッサージを行う際の注意点
歯周病対策として歯茎マッサージを行う場合、必ずマッサージの前に丁寧なブラッシングを行わなければいけません。
具体的には、毛先をしっかり歯と歯茎の境目、歯と歯の境目に当て、軽い力で小刻みに動かし、1~2本ずつ磨きます。
また、歯茎マッサージは指で行うため、事前にしっかりと手を洗い、爪も短く切っておきましょう。
歯茎に爪が当たると傷になりやすく、傷口から菌が入ると歯茎が腫れてしまうおそれがあります。
●この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・歯周病対策につながる歯茎マッサージは指を使用して行う
・歯茎マッサージを行うことで血行が良くなり、歯茎の細胞が正常な再生サイクルを取り戻す
・歯茎のマッサージには顔の歪みを予防する効果、口臭予防効果などもある
・歯茎マッサージの前にはしっかりとブラッシングをし、爪も短く切っておかなければいけない
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
新潟市西区周辺やJR越後線「寺尾駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、ひらの歯科医院へお問い合わせ下さい!
万全の感染予防対策でお待ちしております。