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【新潟で歯周病治療】歯周病による口臭の仕組みと対策について

サイレントディジーズ(静かなる病気)とも呼ばれる歯周病は、自覚症状が少なく、発症していること気付くまで時間がかかりやすいです。

中でも、口臭は自身ではなかなか気付けない症状であり、こちらは周囲の方にも悪影響を及ぼします。

今回は、歯周病による口臭の仕組みと対策について解説したいと思います。

●歯周病による口臭の仕組み

歯周病によって発生する口臭の主な原因は、歯周病菌が生み出すメチルメルカプタンというガスです。

こちらは、揮発性硫黄化合物の一種であり、タマネギが腐ったようなニオイを発するのが特徴です。

また、メチルメルカプタンは毒性が強いことから、口臭を発生させるだけでなく、歯周病を悪化させる要因の一つとも考えられています。

その他、歯周病菌は卵が腐ったようなニオイの硫化水素、生ごみのようなニオイのジメチルサルファイドを発生させることもあります。

●症状が悪化すると口臭も悪化する

歯周病が進行すると、歯と歯茎の境目にある歯周ポケットはどんどん深くなっていきます。

歯周ポケットの中は酸素が少ないため、酸素が多い場所を好まない歯周病菌が活動を活発化させ、より口臭の原因となるメチルメルカプタンの産生量は増加します。

また、進行した歯周病では、歯の根元あたりに膿の塊ができる歯槽膿漏を発症することもありますが、こちらの膿の塊が破けると、さらに強烈なニオイを放つようになります。

これくらいの段階になると、自分以外の周りの方のほとんどは、口臭が発生していることに気付く可能性が高いです。

●歯周病による口臭の対策

生理的口臭であれば、定期的に水を飲んだり、ガムを噛んで唾液の分泌を促したりすることで、ある程度改善できる可能性が高いです。

一方、歯周病が原因の口臭は、いくら水を飲んでも、唾液の分泌量を増やしても、基本的には消えることがありません。

歯周病に対する根本的な治療をしなければ、いつまでも強烈な口臭を放ち続けます。

歯周病の根本的な治療としては、歯のクリーニングやスケーリング、ブラッシング指導などが挙げられます。

これらの治療により、プラークや歯石を除去し、健康な歯茎を取り戻すことで、初めて歯周病による口臭は軽減されます。

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯周病によって発生する口臭の主な原因は、歯周病菌が生み出すメチルメルカプタン

・歯周病が進行し、歯周ポケットが深くなると、さらに口臭は悪化する

・歯槽膿漏による膿の塊が破けると、さらに強烈なニオイを発する

・歯周病に対する根本的な治療を受けなければ、歯周病による口臭が改善することはない

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

新潟市西区周辺やJR越後線「寺尾駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、ひらの歯科医院へお問い合わせ下さい!

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【新潟で歯周病治療】歯周病とダウン症の関連性について

歯周病が原因で発症する全身疾患には、心臓病や誤嚥性肺炎などが挙げられます。

また、中には糖尿病や骨粗しょう症など、発症によって歯周病が誘発される症状もあり、そのうちの一つがダウン症です。

ここからは、ダウン症の概要や、歯周病との関連性について解説したいと思います。

●ダウン症の概要

ダウン症とは、21番目の染色体が3本あるために起こる生まれつきの疾患をいいます。

全般的に発達が遅く、筋緊張の低下や合併症などが見られるケースが多いです。

また、なぜ染色体が3本になるのか、その理由やメカニズムはハッキリしていません。

出生率は国や民族などによって違いはなく、大体1,000人に1人の割合だと言われています。

男女の比率についても差異はありません。

●歯周病とダウン症の関連性

ダウン症の患者さんは、発達の遅れにより、口内のケアが十分にできなかったり、歯の根が短い、歯が小さいなどの形態異常があったりと、歯周病に感染しやすい要因を多く抱えています。

また、免疫力が低いことから、一度歯周病になると進行が速いのも特徴です。

そのため、10代で歯周病を発症し、20~30代で重度の歯周病に進行し、歯を失ってしまうというケースも少なくありません。

ちなみに、ダウン症の患者さんでも、十分なブラッシングができれば良いですが、自立心や自尊心が強い場合、親御さんや介護をする方の介助歯磨きを受け入れず、歯周病が悪化しやすくなります。

●ダウン症の方の歯周病予防

ダウン症の患者さん自身で歯磨きをすることが可能でも、実際はキレイに磨けていないケースが多いです。

このような場合の多くは、毛束が多く、持ち手が太い歯ブラシに変更することで、汚れを落としやすくなります。

また、ダウン症の場合、上顎の劣成長による歯並び不全が起こることがあります。

こちらは、より磨き残しが起こりやすくなるため、歯ブラシを縦にして磨き、しっかり歯の側面に当てるように心掛けましょう。

ちなみに、すでに歯周病による歯の喪失が起こっている場合は、孤立歯という1本だけ残った歯が見られることもありますが、このような歯は上部と全周をしっかり磨く必要があります。

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・ダウン症は21番目の染色体が3本あるために起こる生まれつきの疾患

・ダウン症の患者さんは、口内のケアがしにくく、歯の形態異常も多いため、歯周病に感染しやすい

・免疫力が低いことから、歯周病の進行速度が速いのも特徴

・ブラッシングの磨き残しを防ぐことで、歯周病のリスクはある程度軽減できる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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【新潟で歯周病治療】歯周病の意外なリスクファクターとは?

危険因子とも呼ばれるリスクファクターは、ある症状を引き起こしたり、進行させたりする原因となるものを指しています。

歯周病においては、歯へのプラークの付着が主なリスクファクターですが、こちら以外にも原因はいくつかあります。

今回は、歯周病の意外なリスクファクターについて解説します。

●被せ物や詰め物の不適合

噛み合わせの高さが適正ではない被せ物や詰め物は、咬合性外傷の原因であり、歯周病のリスクファクターでもあります。

また、歯との接合部に段差や隙間がある不適合な補綴物は、そこにプラークや細菌が溜まりやすく、歯周病が進行しやすくなります。

このようなケースでは、被せ物や詰め物の再治療で、高さや段差、隙間を改善し、リスクファクターを除去する必要があります。

●薬の副作用

薬の副作用によって起こる歯茎の腫れは、歯肉肥大症と呼ばれるものです。

具体的には、歯茎が膨らむ症状であり、通常の歯周病とは異なり、歯茎の表面は硬く弾力性があります。

膨らみ方は大きく、歯の頭の大部分が隠れてしまうことも珍しくありません。

こちらは、てんかん薬のフェニトイン、高血圧症治療薬のニフェジピン、臓器移植後や自己免疫疾患の際に投与される免疫抑制剤のシクロポリンAといった薬の長期間服用で発症することがあります。

ちなみに、薬の副作用による歯周病の症状は、元々口の中が清掃不良で不潔になると、より起こりやすくなります。

このような場合には、歯の周りのプラークや歯石を取り除き、薬の量や種類を調整することである程度症状が緩和されます。

●遺伝

一般的には、歯周病そのものは遺伝しません。

特に、全体の90%を占める成人型歯周炎は、プラークコントロールが不十分なとき、40代くらいから症状が顕著に現れるもので、遺伝的要素は極めて低いです。

しかし、早期発見型歯周炎(若年性歯周炎)については、早くて11~12歳頃から発症し、こちらは家庭内での発生が多く見られるとされています。

つまり、遺伝の傾向が強いということです。

原因菌としては、アクチノバシラス・アクチノミセタムコミタンス(A.a.菌)というものが関与していると考えられています。

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯周病の主なリスクファクターは、歯や歯茎へのプラークの付着

・噛み合わせの高さが適正ではない被せ物や詰め物は、歯周病のリスクファクターになる

・てんかん薬や高血圧症治療薬の副作用で、歯周病の症状が出ることもある

・早期発見型歯周炎(若年性歯周炎)は遺伝の傾向が強い

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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【新潟で歯周病治療】歯周病と誤嚥性肺炎の関係について

慢性的な歯周病は、数多くの全身疾患と関係があるとされています。

こちらは、歯周病菌によって生み出される炎症反応性物質などが、全身のあらゆる組織に送られることが理由で、よく見られる症状の一つに“誤嚥性肺炎”が挙げられます。

今回は、歯周病と誤嚥性肺炎の関係について解説します。

●誤嚥性肺炎の概要

誤嚥性肺炎とは、食べ物や唾液が気道に入ってしまう誤嚥をきっかけに、主に口内の細菌が肺に入り込んで起こる肺炎のことをいいます。

他者から感染するものではありません。

特に誤嚥を起こしやすいのは食事のときであり、睡眠中などでも、唾液が肺に流れ込んで発症することがあります。

また、高齢者の方の肺炎の多くは誤嚥性肺炎であり、70歳以上は70%以上、90歳以上は95%近くを占めています。

●歯周病と誤嚥性肺炎の関係

歯周病は、歯の周囲の組織を壊してしまう病気です。

自覚症状がないまま、歯を支えている顎の骨を溶かしていき、最終的には抜歯になるケースも少なくありません。

また、嚥下機能が衰えている方が歯周病を患っている場合、食事のときにうまく嚥下ができず、食べ物や唾液と一緒に歯周病の原因菌も流れやすくなります。

このように、気管を通って歯周病の原因菌が肺の中に侵入した場合には、肺炎や呼吸器疾患を起こす可能性があります。

ちなみに、歯周病の原因菌は、他の口の中の細菌とは違い、炎症性物質を出すため、肺炎が悪化する傾向にあります。

●歯科クリニックでできる誤嚥性肺炎の予防について

歯科クリニックでは、歯ブラシでは落とせない歯石について、特殊な機器を用いた口腔ケアでキレイに落とすことができます。

ある臨床検査では、専門的な口腔ケアを定期的に受けている場合、57%も肺炎が減少したというデータが出ています。

また、誤嚥性肺炎には、免疫力も大きく関係していますが、こちらは栄養状態に大きく影響を受けます。

食事の摂取量が少ない場合は、噛む機能や飲み込む機能に問題があるケースが多く、こちらは虫歯の治療や入れ歯の修理、新調など、噛める状態に持っていく治療を受けることが大切です。

歯科クリニックでは、これらの治療も受けることが可能です。

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・誤嚥性肺炎は、食べ物や唾液が気道に入ってしまう誤嚥をきっかけに起こる肺炎

・嚥下機能が衰えている方が歯周病を患っている場合、食事のときにうまく嚥下ができず、誤嚥性肺炎を起こしやすい

・歯科クリニックでの口腔ケアや治療などにより、ある程度誤嚥性肺炎は予防できる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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【新潟で歯周病治療】歯周病による出血への対処法について

歯周病の主な症状としては、歯茎の腫れや口内のねばつきなどが挙げられます。

虫歯のように、わかりやすく痛みが出ることはほとんどありません。

また、他の症状としては、歯茎からの出血も挙げられます。

ここからは、歯周病による出血への主な対処法について解説します。

●歯磨きの方法を変える

これまで特に何も考えずに歯を磨いてきたという方は、歯周病による出血が見られる場合、歯磨きの方法を変えることをおすすめします。

具体的には、ヘッドが小さく、毛先がやわらかめの歯ブラシを使い、1日2~3回ほどブラッシングを行います。

このとき、力を入れすぎないように注意し、歯茎に対して45度の角度で歯ブラシを当て、細かく振動させるように磨きます。

また、歯ブラシとあわせて、フロスや歯間ブラシなどを使用し、歯ブラシでは取り切れなかった食べカスやプラークを取り除くことも重要です。

●歯磨き粉やマウスウォッシュを変える

歯周病による出血がある場合には、刺激が強い歯磨き粉やマウスウォッシュを使わないようにしましょう。

ドラッグストアなどでは、研磨剤の配合されていないジェル状の歯磨きペーストがあるため、こちらを使用するのがおすすめです。

また、マウスウォッシュを選ぶときも、アルコールの含有量が多いものは、炎症に対して刺激が強いため、避けるのが無難です。

低刺激で、歯周病菌の殺菌効果があるものを使用しましょう。

もし、どのような製品を選べば良いかわからないというのであれば、歯科クリニックに相談したり、歯科クリニックが取り扱っているものを使用したりするのも一つの手です。

●歯科クリニックのクリーニングを受ける

歯周病の原因は、主に歯や歯茎に付着したプラークです。

また、こちらは出血の原因にもなり得るものですが、前述の通りきちんとブラッシングをすれば、ある程度そのリスクは軽減できます。

一方、口内のプラークが固まり、歯石になってしまうと、歯ブラシだけで落とすことは難しく、出血がひどい状態や、歯茎の炎症は持続することになります。

このようなケースでは、歯科クリニックに通い、歯石除去のためのクリーニングを受ける必要があります。

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯周病に伴う炎症は、歯ブラシや歯磨きの方法を変えることである程度抑えられる

・フロスや歯間ブラシの併用も必須

・刺激が強い歯磨き粉、マウスウォッシュを使用しないこともポイント

・口内に歯石が多く見られる場合は、歯科クリニックでクリーニングを受けるべき

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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【新潟の歯医者】外れた詰め物を保管する際のポイント

歯科クリニックで装着した詰め物は、簡単に外れないようにしっかりと固定されます。

しかし、時間が経つごとに少しずつ劣化していくため、場合によってはある日突然外れてしまうこともあります。

ここからは、外れた詰め物を保管する際の主なポイントを中心に解説したいと思います。

●外れた詰め物を保管しなければいけない理由

外れた詰め物は、状態によってはそのまま再利用することができます。

再利用ができれば、一からつくり直すよりも費用はかかりにくくなりますし、当然歯科クリニックに通院する手間も軽減されます。

そのため、外れた詰め物が手元にある場合は、念のために捨てずに保管しておきましょう。

また、こちらは完成した詰め物だけでなく、まだ治療途中の仮歯にも同じことが言えます。

たとえ破損した仮歯であっても、詰め物と同じように保管して歯科クリニックに持参すれば、そのまま入れ直すことができる可能性もあります。

●外れた詰め物の正しい保管方法

外れた詰め物を保管する際、「すぐに持っていくから」といった理由で、とりあえずティッシュなどに包んで保管するという方もいますが、こちらはおすすめできません。

こちらは、詰め物に余計な線維が付着し、不衛生な状態になってしまうことにつながります。

また、ティッシュで包み、洗面所などに置いて保管する場合、ゴミと間違えて破棄してしまうおそれもありますし、歯科クリニックに向かう途中で紛失したり、壊したりするリスクも高まります。

そのため、外れた詰め物は、清潔なタッパーなどの容器、チャック付きのポリ袋など、誤って捨ててしまうリスクが低く、なおかつしっかりと保管できるものに入れて保管してください。

●外れたら早めに歯科クリニックに訪れるべき

外れた詰め物は再利用できる可能性がありますが、外れてからの期間が長くなると、劣化や変形によってそのまま使うことが難しくなります。

そのため、きちんと保管しているからといって、歯科クリニックに通うまでの期間を延ばして良いというわけではありません。

また、歯科クリニックに訪れるのが遅れると、詰め物が劣化するだけでなく、穴が開いた歯で虫歯が再発するおそれもあります。

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・状態が良ければ、外れた詰め物をそのまま再利用することができる

・外れた詰め物をティッシュなどで包んで保管すると、誤った破棄や劣化のリスクが高まる

・外れた詰め物や清潔なタッパーやチャック付きのポリ袋などで保管すべき

・詰め物が外れたらなるべく早く歯科クリニックを訪れるべき

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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【新潟の歯医者】被せ物をした歯の違和感について

大きめの虫歯を治療した後は、穴が開いている治療箇所を埋めるために、被せ物を装着します。

こちらは、咀嚼のサポートや二次虫歯の予防には必要不可欠なものですが、場合によっては、治療後に違和感が出ることがあります。

今回は、こちらの違和感の正体について解説したいと思います。

●きつく感じる

歯の被せ物を装着した直後、少し被せ物のフィット具合がきつく感じることがあります。

こちらは、被せ物をわざときつめに仕上げていることが理由です。

なぜなら、きつめに装着しなければ、歯と歯の間にわずかな隙間ができ、食べカスなどが挟まって二次虫歯のリスクが高まるからです。

また、きついという感覚は、歯と骨の間にある歯根膜というセンサーが感じています。

歯はこちらの歯根膜の中で少しずつ動き、隣の歯の接触部分に合わせて、ちょうど良いところを見つけます。

そのため、治療から2日もすれば、きついという感覚は気にならなくなります。

●高く感じる

歯の被せ物でよくある違和感としては、初期段階で高いと感じることが挙げられます。

特に、歯がなかった部分に被せ物を入れた場合などは、こちらの違和感が出やすくなります。

人間の歯は、骨に直接固定されていません。

歯と骨の間には、歯根膜が存在し、こちらがクッションの役割を果たしています。

また、新しい被せ物の装着によって発生する高さの違和感は、歯根膜のクッション効果により、きつさと同じく数日で自然に軽減します。

●痛みを感じる

ズキズキとした痛みも、被せ物をした後の違和感の一つです。

被せ物を装着するときは、比較的大きい虫歯を治療したときです。

大きい虫歯は神経を削るケースも多く、このような治療の直後は、歯がダメージを受けています。

また、口内の神経が過敏になっていることも考えられるため、熱いものや冷たいものなどの温度変化が起きやすい食事は、温度差による痛みにつながりやすいです。

特に、被せ物の素材が金属である場合、温度を伝えやすいため、できるだけ常温に近い食事を心掛けましょう。

ちなみに、こちらの違和感についても、基本的には治療から2~3日でほとんどなくなります。

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・被せ物は二次虫歯を防ぐため、わざときつく感じるように仕上げている

・歯がなかった部分に被せ物を入れた場合などは、高さの違和感を覚えやすくなる

・被せ物の治療後は口内が過敏であるため、熱いものや冷たいものを食べると痛みが出やすい

・被せ物をした歯の違和感は通常数日程度で治まる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

新潟市西区周辺やJR越後線「寺尾駅」付近で歯科クリニック(歯医者さん)をお探しの方は、是非、ひらの歯科医院へお問い合わせ下さい!

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【新潟の歯医者】銀歯が取れてしまう行動ランキング

代表的な保険診療の詰め物である銀歯は、金や銀、銅やパラジウムといった金属で構成された人工歯で、とても硬く丈夫です。

しかし、お世辞にも寿命が長いとは言えず、普段の行動によって取れるリスクも高まります。

ここからは、銀歯が取れてしまう行動をランキング形式で解説したいと思います。

●第3位:歯ぎしり、食いしばり

就寝時の歯ぎしりや食いしばりは、通常の食事と比べて何倍もの力が加わるため、それによって歯をしならせることがあります。

また、噛み合わせが安定していない状態だと、こちらの負担がさらに大きくなり、中のセメントが砕けて剥がれ、銀歯が取れることがあります。

特に、治療をして間もないにもかかわらず、何度も銀歯が外れるという場合は、歯ぎしりの原因が高く、そのまま放置すると歯が割れたり、歯周病が悪化したりする原因にもなります。

ちなみに、自身に歯ぎしりや食いしばりがあるかどうかについては、朝起きたときに顎が痛む、噛んだときに虫歯ではない歯が痛むといった症状から、ある程度判断することができます。

●第2位:爪楊枝での清掃

食事を摂った後、爪楊枝を使用して歯の間の食べカスを取ろうとする方は多いですが、こちらは銀歯を保護するという観点から、あまりおすすめできません。

爪楊枝で歯に挟まったものを取っていると、変に力が入ってしまい、歯茎が下がったり、銀歯が取れたりすることがあります。

また、歯茎を傷付けてしまうことにもつながります。

そのため、もし食後すぐに食べカスを除去したいのであれば、デンタルフロスや歯間ブラシを使用するようにしてください。

●第1位:粘着性のある食べ物の摂取

銀歯が取れてしまう原因としてもっとも多いのは、やはり粘着性のある食べ物を摂取することです。

具体的には、ガムやキャラメル、ソフトキャンディーといった食べ物です。

特に、銀歯の接着剤料であるセメントの劣化が起こると、上記の食べ物によって銀歯がさらに取れやすくなります。

銀歯に使用されるセメントは、最初は歯にくっついていますが、長年の間に溶けて劣化します。

こうなると、歯との接着力が弱まり、少し粘着性のある食べ物を食べることでも、簡単に取れてしまいます。

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯ぎしりや食いしばりがある方は銀歯が取れやすくなる

・爪楊枝で食べカスを取ろうとすると、変に力が入り、銀歯が取れるリスクが高まる

・ガムやキャラメル、ソフトキャンディーなどの粘着性のあるものは銀歯を取れやすくする

・銀歯の接着剤料が劣化しているとさらに取れやすくなる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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【新潟の歯医者】被せ物の土台に使用するファイバーコアのメリット

歯の被せ物を装着する際は、歯根の強度を上げるため、歯根を削り、土台として芯棒を入れることがあります。

こちらをコアといい、芯棒の材質はこれまで金属がほとんどでしたが、ファイバーコアはグラスファイバーとコンポレットレジンを使用しています。

今回は、ファイバーコアのメリットについて解説します。

●審美性が高い

土台の色が金属色の場合、せっかくの白い被せ物も色がくすんでしまうことがあります。

一方、ファイバーコア自体がとても白いため、被せ物をしたときに白く透明感のある歯になり、自然で明るい口元を演出できます。

そのため、光の透過性の高いセラミッククラウンを使用するときや、見た目の美しさが重要な前歯の治療時などにはおすすめです。

●歯根が割れにくい

私たちがものを噛むときには、非常に強い力がかかります。

天然の歯であれば、歯冠から歯根まで一体化しているだけでなく、歯の神経や歯根膜なども正常に働いているため、咀嚼の圧力をうまく緩和できますが、被せ物などの人工歯となると話は別です。

特に、メタルコアは歯質の接着性があまり良くないため、一体化しないことがあります。

また、このようになると、歯の中心に金属の棒が入っているような状態となり、それがくさびの役割を果たして歯根を割ってしまうことも珍しくありません。

一方、ファイバーコアは天然歯のような弾性や硬さがあり、天然歯への負担が軽いです。

その上、メタルコアに比べて、土台をつくるときに歯を削る量も少ないため、歯が折れるリスクは少ないです。

●歯茎や歯根が黒ずむことがない

メタルコアの場合、金属製の素材であるため、唾液によって銀イオンなどの金属素材が溶け出して歯茎に影響し、黒ずんでしまうことがあります。

このような現象はメタルタトゥーと呼ばれるもので、健康上の影響がないケースも多いですが、見た目が悪くなることに不快感を覚える方も多いでしょう。

ファイバーコアであれば、金属素材を使用しないため、金属成分が溶け出して歯茎やその周辺に影響を及ぼすことがなく、変色による不快感もありません。

もちろん、金属アレルギーの心配も無用です。

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・ファイバーコアはグラスファイバー、コンポレットレジンを使用した歯の土台

・ファイバーコアは審美性が高く、被せ物をしたときに白く透明感のある歯になる

・ファイバーコアは天然歯のような弾性や硬さがあり、天然歯への負担が軽く割れにくい

・金属不使用のため、メタルタトゥーや金属アレルギーの心配がない

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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【新潟の歯医者】自身に合った詰め物の選び方について

虫歯治療後の詰め物は、基本的には患者さんの希望する素材を自由に選ぶことができます。

このとき、医師に素材をおすすめされることもありますが、最終的には自身が何を優先するのかを考え、患者さん自身の意思で決定しなければいけません。

今回は、患者さん自身に合った詰め物の選び方について解説します。

●審美性で選ぶ

前歯など、外から見えやすい部分の治療については、見た目が気になるという方も多いかと思います。

このようなケースでは、セラミック素材がおすすめです。

セラミックは審美性が高く、透明感があるため、光の反射の仕方なども天然歯に近いです。

特にオールセラミックは、色調やツヤの再現性がとても高い素材です。

費用は少し高めになりますが、とにかく見た目の良さを最優先に考えるのであれば、こちらの素材は見逃せません。

一方、金属素材は丈夫で耐久性がありますが、目立ちやすいため、見た目を気にする方にはあまり向いていません。

●耐久性で選ぶ

詰め物をできる限り長持ちさせたいという方は、強度が強いゴールドやジルコニアセラミックといった素材がおすすめです。

ゴールドは天然歯と比較すると色が目立ち、ジルコニアセラミックは普通のセラミックと比較すると、少し透明度に欠けるというデメリットがありますが、強度と耐久性は他の素材よりも優れています。

そのため、特に噛む力が強く、口を開けても目立たない奥歯の詰め物、被せ物に最適です。

ちなみに、ゴールドは金属素材ではあるものの、他の金属に比べて金属アレルギーが起こりにくいというメリットもあります。

●費用の安さで選ぶ

歯の詰め物は、大きく保険診療のものと自由診療のものに分かれます。

費用をできる限り安くしたいという方は、保険診療のレジンやパラジウム合金などから選ぶのがおすすめです。

これらの素材については、1本数千円からと、自由診療の素材に比べ、価格を抑えて入れることができます。

ただし、仕上がりや強度、アレルギー性などの観点から見ると、安価な素材にはそれなりのデメリットもあります。

そのため、あくまで予算と質のバランスについて、自身で考えてみましょう。

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・審美性を優先する方は、セラミック素材の詰め物がおすすめ

・金属素材は外から見たときに目立ちやすい

・詰め物を長持ちさせたい方は、耐久性の高いゴールドやジルコニアセラミックがおすすめ

・費用をできる限り安くしたい方は、レジンやパラジウム合金など保険診療の素材を選ぶべき

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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新潟市は越後平野の中央部、信濃川・阿賀野川の河口に位置し、古くから日本海運の拠点として栄え、江戸末期に開港5港の一つに指定された歴史のある「みなとまち」と言われています。
毎年6月に行われる新潟市の夏の風物詩として市民に親しまれている伝統行事の一つ白根大凧合戦は信濃川の支流、中ノ口川の両岸から縦7メートル、横5メートルの大凧を揚げ、空中で絡ませ川に落とし、相手の凧綱が切れるまで引き合う勇壮な世界最大スケールの大凧合戦です。2015年に新潟県の無形民俗文化財に指定された他に2014年には新潟市民文化遺産にも認定されています。
当院最寄り駅JR越後線「寺尾駅」周辺には徒歩6分程に寺尾中央公園があり、春になると3万本のチューリップで彩られチューリップの公園として市民に親しまれています。広い園内は遠足や散策の場として多くの人達で賑わい、二つあるバラ園には約50種類のバラが咲き乱れ、訪れる人々を美の世界にいざないます。
新潟市にお住まいの方、近隣に立ち寄った方も、歯やお口に関しての気になることがございましたらご気軽にご相談ください。