顎関節症という症状自体は知っているものの、実際どのように起こるのか、どのような症状があるのかなどについては、知らないという方も多いかと思います。
また、実際症状が出ている方でも、改善の仕方などを知らないケースは多く見られます。
今回は、顎関節症に関する豆知識を3つほど紹介します。
●テレワークと顎関節症の関係について
近年、自宅で仕事を行うテレワークを導入する企業が増加していますが、こちらは顎関節症を引き起こす原因の一つとされています。
テレワークの場合、普段営業などで運動していた時間がなくなるため、イスに座る時間が長くなったり、パソコンを覗いている時間が長くなったりします。
このとき足を組んでいたり、頬杖をついていたりする場合、噛み合わせがずれる危険性があります。
また、パソコンの画面を見続け、無意識に歯を噛み合わせてしまい、顎に負担をかけることで、顎関節症を発症することも考えられます。
●顎関節症と性別の関係性ついて
顎関節症は、男女いずれも発症の可能性がありますが、実は男性よりも女性の方が発症しやすいとされています。
個人差はありますが、一般的に女性は男性に比べ、骨格や筋肉が弱い傾向にあります。
また、これによって血液循環も悪くなりやすく、顎関節症を発症するリスクも高くなります。
実際、歯科クリニックで顎関節症の治療を受けている女性は、男性の2~3倍と言われているため、女性こそ顎関節症になりにくい生活習慣を強く意識しなければいけません。
●顎関節症の応急処置について
ある日急に顎関節症の症状が出たものの、すぐに歯科クリニックなどに通えない状況である場合は、自宅で応急処置を行います。
このとき有効なのは冷湿布であり、冷湿布がない場合は、氷嚢や保冷剤をタオルで包んだものでも構いません。
具体的には、冷やしながら顎の筋肉の伸びを意識して、ゆっくりと口を開閉します。
ただし、長時間の冷却は控え、痛みが和らいだ時点でやめるようにします。
また、慢性的な痛みが続く場合は、温湿布やホットタオルで顎を温めます。
ちなみに、ホットタオルは、濡らして絞ったタオルを電子レンジで1分ほど温めると簡単につくれます。
●この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・テレワークで姿勢が悪くなったり、噛み合わせが強くなったりすると、顎関節症につながるおそれがある
・女性は骨格や筋肉が弱く、男性と比べて顎関節症を引き起こしやすい傾向にある
・顎関節症の応急処置は、湿布やタオルなどを使って行うことができる
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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