学生の中には、日々学業だけでなく、真剣に部活動に打ち込んでいるという方も多いかと思います。
また部活動といってもさまざまな種類がありますが、いずれも虫歯とは深い関わりを持っています。
今回は、虫歯と部活動の関係について、3つの観点から解説します。
スポーツ飲料とエネルギー補給の影響
部活動、特に運動部において欠かせないのがスポーツ飲料による水分補給です。
しかし多くのスポーツ飲料には糖分が含まれていて、頻繁に口にすることで口腔内が酸性に傾き、虫歯のリスクが急激に高まります。
運動中は呼吸が激しくなり口呼吸になりやすいため、唾液が蒸発して口の中が乾きやすくなります。
唾液には歯を再石灰化させ、酸を中和する自浄作用がありますが、乾燥した状態ではその効果が十分に発揮されません。
また練習中のエネルギー補給として摂取するゼリー飲料や補食も、歯に停滞しやすい性質があるため注意が必要です。
対策としては、スポーツ飲料を飲んだ後に水で口をゆすぐ、あるいは可能な限りお茶や水で水分補給を行うことが推奨されます。
マウスガードによる保護と虫歯予防
ラグビーやアメフト、バスケットボールや野球などの部活動では、マウスガードの装着が推奨されています。
マウスガードの主な役割は、衝突や転倒による歯の破折や脱落を防ぐことですが、実はこれが間接的な虫歯予防や口腔健康の維持にも寄与します。
歯が欠けたり傷ついたりすると、その部分に汚れが溜まりやすくなり、そこから二次的な虫歯が発生するリスクが高まるからです。
スポーツ中の食いしばりは歯に強い負担をかけ、目に見えない微細なヒビを作ることがあります。
このヒビは細菌の入り口となり、虫歯の原因となります。
歯科クリニックで製作するカスタムメイドのマウスガードは、適合性が高く歯への衝撃を分散させるだけでなく、噛み合わせのバランスを整える効果もあります。
生活習慣の変化とセルフケアの課題
部活動に打ち込む時期は、帰宅時間が遅くなったり、練習後の疲労でケアが疎かになったりと、生活リズムが大きく変化します。
特に中高生の時期は、親の目が届きにくくなり、自身の判断で食生活やブラッシングのタイミングを決めるようになります。
疲れて帰宅した後に夕食をとり、そのまま寝てしまうといった習慣は、夜間の唾液分泌が減る時間帯に虫歯菌を活性化させる最悪のシナリオを招きます。
また部活動の合間の間食や、帰り道の買い食いが増えることもリスク要因です。
これらへの対策としては、カバンにデンタルフロスや携帯用歯ブラシを備えておく、練習直後に水で強く口をゆすぐといった、簡便なセルフケアを取り入れることが有効です。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・部活動に欠かせないスポーツ飲料は虫歯のリスクが高いため特に注意が必要
・マウスガードには、歯の微細なヒビから来る二次虫歯などを防ぐ役割がある
・部活動に打ち込むと生活リズムが乱れ、ブラッシングがおろそかになる可能性も高い
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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