代表的な保険診療の詰め物である銀歯は、金や銀、銅やパラジウムといった金属で構成された人工歯で、とても硬く丈夫です。
しかし、お世辞にも寿命が長いとは言えず、普段の行動によって取れるリスクも高まります。
ここからは、銀歯が取れてしまう行動をランキング形式で解説したいと思います。
●第3位:歯ぎしり、食いしばり
就寝時の歯ぎしりや食いしばりは、通常の食事と比べて何倍もの力が加わるため、それによって歯をしならせることがあります。
また、噛み合わせが安定していない状態だと、こちらの負担がさらに大きくなり、中のセメントが砕けて剥がれ、銀歯が取れることがあります。
特に、治療をして間もないにもかかわらず、何度も銀歯が外れるという場合は、歯ぎしりの原因が高く、そのまま放置すると歯が割れたり、歯周病が悪化したりする原因にもなります。
ちなみに、自身に歯ぎしりや食いしばりがあるかどうかについては、朝起きたときに顎が痛む、噛んだときに虫歯ではない歯が痛むといった症状から、ある程度判断することができます。
●第2位:爪楊枝での清掃
食事を摂った後、爪楊枝を使用して歯の間の食べカスを取ろうとする方は多いですが、こちらは銀歯を保護するという観点から、あまりおすすめできません。
爪楊枝で歯に挟まったものを取っていると、変に力が入ってしまい、歯茎が下がったり、銀歯が取れたりすることがあります。
また、歯茎を傷付けてしまうことにもつながります。
そのため、もし食後すぐに食べカスを除去したいのであれば、デンタルフロスや歯間ブラシを使用するようにしてください。
●第1位:粘着性のある食べ物の摂取
銀歯が取れてしまう原因としてもっとも多いのは、やはり粘着性のある食べ物を摂取することです。
具体的には、ガムやキャラメル、ソフトキャンディーといった食べ物です。
特に、銀歯の接着剤料であるセメントの劣化が起こると、上記の食べ物によって銀歯がさらに取れやすくなります。
銀歯に使用されるセメントは、最初は歯にくっついていますが、長年の間に溶けて劣化します。
こうなると、歯との接着力が弱まり、少し粘着性のある食べ物を食べることでも、簡単に取れてしまいます。
●この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・歯ぎしりや食いしばりがある方は銀歯が取れやすくなる
・爪楊枝で食べカスを取ろうとすると、変に力が入り、銀歯が取れるリスクが高まる
・ガムやキャラメル、ソフトキャンディーなどの粘着性のあるものは銀歯を取れやすくする
・銀歯の接着剤料が劣化しているとさらに取れやすくなる
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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