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【新潟の歯医者で歯周病治療】歯周病とあまり知られていない疾患との関係

歯周病のおそろしさは、歯周病自体の症状だけでなく、そこから派生していく疾患にあります。
歯周病を患っていることにより、全身疾患を併発するケースがあり、時には重度の疾患につながることもあります。
今回は、歯周病とあまり知られていない疾患との関係について解説します。

バージャー病

バージャー病は、手足の末梢血管が細くなり、血流が途絶えることで最悪の場合には四肢の壊死に至る難病です。
かつては喫煙だけが最大の原因とされていましたが、近年の研究で患者さんの病変血管から高い確率で歯周病菌のDNAが検出され、世界に衝撃を与えました。

口の中から血管内に侵入した歯周病菌は、血管の内壁を傷つけるだけでなく、血液を固まらせる血栓形成因子を活性化させます。
これが手足の細い動脈でダイレクトに血栓を作り出し、血管を詰まらせる引き金になっていると考えられています。

つまり禁煙だけでなく重度の歯周病治療を並行して行うことが、この難病の進行を食い止める重要な鍵として、近年の血管外科の現場でも非常に注目されているということです。

乾癬

乾癬は皮膚が赤く盛り上がり、表面に銀白色のフケのような皮膚のクズがこびりついて剥がれ落ちる慢性の皮膚疾患です。

乾癬の主な原因は免疫システムの暴走による皮膚の過剰な炎症ですが、ここに歯周病が油を注ぐことが分かってきました。

歯周ポケットという常に開いた傷口から、炎症性サイトカインと呼ばれる物質が絶えず血液中に放出されます。
この物質が全身を巡り、皮膚の免疫細胞を刺激して炎症のドミノ倒しを引き起こします。

実際に、乾癬の患者さんには重度の歯周病を併発している方が多いです。
一方、歯科治療で口の中の炎症を鎮めると、皮膚の赤みやカサカサした症状が劇的に改善したという臨床報告が、世界中で相関関係を示す証拠として挙がっています。

加齢黄斑変性

加齢黄斑変性は、視野の中心が歪んで見えたり暗くなったりし、進行すると失明に至ることもある目の病気です。
主な原因は加齢や喫煙による網膜の細胞の老化ですが、口内の細菌がこのプロセスを加速させます。

歯周ポケットから血管に入り込んだ歯周病菌やその毒素は、血流に乗って眼球内の非常に繊細な微細血管へと到達します。
ここで持続的な慢性炎症を引き起こすことで、網膜の下にある組織に脆くて出血しやすい異常な新生血管が作られやすくなります。

これが破れて出血や浸出液が漏れ出すことで、網膜の中心にある黄斑という重要な組織を破壊してしまいます。
そのため、口内の健康を守ることが、将来的な失明リスクを遠ざけるための意外な視覚防衛策となります。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・バージャー病患者の病変血管からは、高い確率で歯周病菌のDNAが検出されている
・乾癬の主な原因は免疫システムの暴走による皮膚の過剰な炎症であるものの、ここに歯周病が油を注ぐ
・歯周病は、加齢黄斑変性の主な原因である加齢や喫煙による網膜の細胞の老化を加速させる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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