唾液には、口内を洗い流したり、細菌をやっつけたりといったさまざまな役割があります。
そのため、分泌量が多ければ多いほど口内環境を整えやすくなります。
では、唾液の分泌量が多い方には、一体どのような特徴があるのでしょうか?
今回はこちらの点について解説します。
副交感神経が優位になりやすい
唾液の分泌は、自律神経によってコントロールされています。
自律神経には、身体を興奮モードにする交感神経と、リラックスモードにする副交感神経があります。
唾液が多い方は、日常的に副交感神経が優位になりやすい傾向があります。
リラックスしている時や、睡眠中、あるいは食後などに副交感神経が強く働くと、サラサラとした水分量の多い唾液が大量に分泌されます。
緊張すると口が渇くのとは真逆の現象であり、基本的には体が休止・回復モードに入っている証拠でもあります。
しかし自律神経のバランスが乱れて副交感神経が過剰に刺激されると、本人の意思とは関係なく唾液が溢れ出てしまい、日常生活への支障をきたす原因になることもあります。
食生活で咀嚼回数が多い
日頃から硬い食べ物を好む方や、食事の際によく噛んで食べる習慣がある方は、唾液の分泌量が多くなりやすいです。
噛むという行為は、顎の筋肉を動かすだけでなく、耳下腺・顎下腺・舌下腺という唾液腺を直接的・間接的に刺激します。
この刺激が脳に伝わることで「もっと消化液を出しなさい」という命令が下り、唾液の分泌が活発になります。
よく噛むことは消化を助け、肥満を予防するなどメリットがありますが、その習慣が定着している人は普段から唾液腺が発達し、分泌機能が非常に高くなっている特徴があります。
また、ガムを日常的に噛む習慣がある方も、同様のメカニズムで唾液量が多くなります。
胃腸などの消化器系が弱っている
こちらは少しネガティブな特徴ですが、東洋医学において、唾液の過剰分泌は脾胃と呼ばれる消化器系の弱りと深く関係していると考えられています。
胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎などのトラブルを抱えている方は、体内の防御反応として唾液が多くなることがあります。
強すぎる胃酸が食道に逆流してくると、身体は食道粘膜を守るために、アルカリ性である唾液を大量に分泌して胃酸を中和しようと試みます。
また、胃の働きが低下して食べ物の消化がスムーズに行われないときも、消化を助けるために唾液の分泌が促されます。
このように、口の中に異常がなくても、胃や食道といった喉から下の消化器官がダメージを受けているシグナルとして、唾液の量が増えるケースは非常に多く見られます。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・唾液が多い方は、日常的に副交感神経が優位になりやすい傾向がある
・日頃から硬い食べ物を好む方や、食事の際によく噛んで食べる習慣がある方は、唾液の分泌量が多くなりやすい
・胃炎や胃潰瘍炎などのトラブルを抱えている方は、体内の防御反応として唾液が多くなりやすい
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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