歯周病は数ある疾患の中でも、極めて発症する方が多いことで知られています。
その発症人数は、ギネス世界記録に認定されているほどであり、発症していない方が珍しいくらいです。
では、一体どれくらいの方が歯周病を発症しているのでしょうか?
今回はこちらの内容を中心に解説します。
成人のほとんどは歯周病にかかっている
歯周病は、成人のおよそ8割が発症していると言われています。
そのため、自身を含め家族や友人、同僚などのほとんどは、歯周病にかかっているということになります。
また厚生労働省が2023年に行った調査では、全年齢層のほぼ2人に1人が、4mm以上の歯周ポケットを持っていることが明らかになっています。
4mm以上の歯周ポケットとは、進行した歯周病を患っていることを意味しています。
特に45歳以上の中高年にあたる方は、進行した歯周病を患っている可能性が極めて高いというデータがあります。
若い世代も歯周病と無縁ではない
歯周病は中高年の疾患というイメージがありますが、実際は前述の通りすべての年齢層で発症します。
そのため、若い世代も無縁ではありません。
20代は約75%、30代は約80%の方が、歯茎にトラブルを抱えているという調査結果もあります。
ここでいう歯茎のトラブルには、当然歯周病も含まれています。
適切なデンタルケアを怠ったり、不規則な生活が続いたりすると、若いうちから歯周病を発症し、重度にまで進行することも珍しくありません。
また歯周病が進行すると、若くても歯がグラグラになったり、抜け落ちたりするリスクはあります。
歯周病菌はほぼすべての成人が持っている
成人の多くは歯周病を発症しているという話をしましたが、歯周病菌についてはさらに多くの方が持っています。
歯周病菌を持っているからといって、必ずしも歯周病を発症するとは限りません。
発症するかどうかは、身体の抵抗力と細菌の攻撃力のバランスで決定します。
つまり免疫力が下がっていて、なおかつ歯周病菌を正しく除去できていないケースでは、発症のリスクが高まるということです。
また歯周病を発症しても、最初は自覚症状がほとんどないため、なかなか気付けません。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・歯周病は成人のおよそ8割が発症している
・45歳以上の中高年にあたる方は、進行した歯周病を患っている可能性が高い
・20~30代でも、8割近くの方が歯茎にトラブルを抱えているという調査結果がある
・歯周病菌はほぼすべての成人が持っている
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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