いよいよ7月に突入し、夏本番がやってきました。
暑い時期によく食べられる果物といえば、やはりスイカが挙げられます。
またスイカには、虫歯予防としての効果があり、逆に虫歯のリスクを高めることも考えられます。
今回は、スイカの虫歯予防効果と歯に与えるデメリット、おすすめの食べ方について解説します。
スイカの虫歯予防効果
スイカには、他の果物と比べて酸性度が低いという特徴があります。
そのため、柑橘類のように歯を溶かす力も弱く、虫歯になりにくい果物だと言えます。
またスイカは水分を多く含んでいるため、口内の乾燥を防ぐのに役立ちます。
口内の乾燥は虫歯菌の増殖を促すため、食べ物による水分補給は間接的に虫歯予防につながります。
さらに、スイカには歯や歯茎の健康維持に役立つ栄養素が豊富に含まれています。
具体的にはビタミンAやビタミンC、リコピンといった栄養素です。
虫歯予防としてスイカを食べるデメリット
スイカは酸性度が低いですが、糖度の高いスイカは多くの糖分を含んでいます。
そのため、摂取量が多いと口内の細菌が糖分を分解するときに酸を生成し、虫歯のリスクを高めることがあります。
またスイカの果肉は歯に残りやすく、プラークの原因となることが考えられます。
プラークが口内に長く残ると、虫歯や歯周病を発症しやすくなります。
その他、間食として食べやすいのもデメリットです。
スイカは片手で手軽に食べられる上に、水分が不足する夏場には最適なため、間食として頻繁に摂取しがちです。
間食の回数が増えれば増えるほど、口内が酸性に傾く時間が長くなり、虫歯のリスクも高まります。
虫歯予防につながるスイカの食べ方
虫歯予防としてスイカを食べるのであれば、食後のタイミングに摂取するのがおすすめです。
食事とあわせて食べることで唾液の分泌が促され、スイカの糖分や果肉を洗い流しやすくなります。
またスイカは種が多い果物であり、誤って噛んでしまうと歯にダメージを与えることも考えられます。
スイカを横半分に切るとき、縞模様と平行に包丁を入れると、種の位置がわかりやすくなって歯を傷つけるリスクが軽減されます。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・スイカは他の果物に比べて酸性度が低く、虫歯になりにくい
・口内の汚れを洗い流す水分、虫歯予防につながるビタミンやリコピンなどの栄養素も豊富
・スイカの果肉は糖分が多く、歯に残った場合は虫歯や歯周病のリスクが高まる
・スイカは種を噛まないように注意し、食後に摂取するのがおすすめ
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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