虫歯菌や歯周病菌は細菌の一種であり、唾液の分泌量を増やしたり、特定の成分が含まれる歯磨き粉を使用したりすることである程度殺菌できます。
では、アルコール消毒をするときのように、お酒を口に含むことで殺菌は可能なのでしょうか?
今回はこちらのポイントについて解説します。
お酒で口内の殺菌はできる?
結論から言うと、一般的なお酒で口内を殺菌することは不可能です。
こちらはアルコール濃度が関係しています。
一般的な消毒用のアルコールの濃度は、およそ70~80%です。
これに対しビールは約5%、日本酒は約15%のアルコール度数であり、かなり高めのウイスキーでも約40%しかありません。
つまり、飲料のアルコール度数では、虫歯菌や歯周病菌を殺菌する力はほとんどないということです。
むしろ100度で20分間の熱湯消毒が必要とされるほど、虫歯菌や歯周病菌の生命力は強く、お酒で口内を殺菌しようとする考え方は間違っています。
お酒が虫歯を悪化させる3つのリスク
お酒は口内を殺菌できるどころか、摂取することでむしろ虫歯のリスクを悪化させるものです。
ビールやワイン、日本酒やカクテルなどには糖質が含まれていて、これらは虫歯菌のエサになります。
また多くのお酒は酸性であり、歯の表面をやわらかくして溶かしやすくします。
さらにアルコールの利尿作用によって体内の水分が奪われると、唾液の分泌量が減ります。
そのため、唾液による口内の洗浄、再石灰化作用が失われ、虫歯が進行しやすくなります。
ちなみに飲酒後の眠気や倦怠感などを理由に、ブラッシングをせずに寝てしまうことも、虫歯のリスクを高める原因になります。
お酒の種類による違い
糖質を含まないウイスキー、焼酎といった蒸留酒については、比較的虫歯を発症するリスクが低いとされています。
それでも、唾液の減少や割材の糖質には注意が必要です。
ここでいう割材には、コーラなどの炭酸飲料やオレンジジュースなどの甘い飲み物、酸性が強い飲み物が該当します。
ちなみにお酒を飲んだ後は、ブラッシングをしっかりするのが理想的ですが、すぐにできない場合はお茶や水で口をゆすぐだけでも効果があります。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・飲料のアルコール度数では、虫歯菌や歯周病菌を殺菌する力はほとんどない
・ビールやワイン、日本酒やカクテルなどに含まれる糖質は虫歯菌のエサになる
・アルコールの利尿作用によって体内の水分が奪われると、唾液の分泌量が減少する
・糖質を含まないウイスキー、焼酎といった蒸留酒は、比較的虫歯を発症するリスクが低い
以上のポイントはしっかり押さえておきましょう!
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