食事の際によく噛むことは、虫歯予防につながることで知られています。
咀嚼回数が増えれば増えるほど、唾液の虫歯予防効果が発揮されるからです。
では、食事の際によく噛むには、どのようなポイントを押さえておけば良いのでしょうか?
今回は、こちらの点について解説します。
●1口につき20~30回は噛む
食事の際には、単純によく噛むことを意識するだけでなく、1口につき20~30回は噛むことを心掛けましょう。
こちらは食べ物の硬さに関係なく意識することが大切です。
1口につき20~30回噛むということは、普段それほど噛むことを意識していない方にとっては、非常に多く感じると思います。
しかし、これくらい噛まなければ唾液の殺菌作用や自浄作用は十分に発揮されません。
また咀嚼回数を増やすことで、脳内の満腹中枢を刺激して食欲を抑えたり、顎や歯茎を丈夫にしたりすることにもつながります。
●食事中は水分を摂り過ぎない
よく噛むためのポイントとしては、食事中に水分を摂り過ぎないことも挙げられます。
水分の少ない食材であっても、しっかり咀嚼すればやわらかくなって飲み込みやすくなります。
しかし水やお茶で流し込むように食べると、咀嚼回数が減ってしまうだけでなく、形や硬さが残ったまま飲み込むことになります。
しっかり噛み砕かないまま飲み込むことは、胃などの消化器官へのダメージにもつながります。
適宜水分を摂取することは、食事量を減らす効果がありますが、まだ口に食べ物が残っている状態で水分を摂るのは基本的には控えましょう。
●姿勢を正す
姿勢を正すことも、食事の際によく噛むためのポイントです。
姿勢が悪いと、食べ物を咀嚼しくいだけでなく、歯や顎にかかる負担も大きくなります。
そのため、イスに深く腰掛けた状態で、足の裏を床にしっかりつけ、顎を引いて背中が丸くならないように座りましょう。
またテーブルは、肘が直角になる高さが理想で、テーブルとの距離は握りこぶし1つ分を確保します。
ちなみに食事中にテレビを見たり、スマホを使用したりすると、無意識に姿勢が悪くなってしまう可能性が高いため、注意してください。
●この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・虫歯予防としてよく噛むためには、1口につき20~30回噛むことを心掛ける
・食事の際は、よく噛まず水分で食べ物を流し込まないように注意すべき
・座る姿勢を正すことで、食べ物を咀嚼しやすくなり、歯や顎にかかる負担も軽減される
・食事中テレビやスマホを見ると、姿勢が悪くなる可能性が高い
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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