歯周病の厄介な点としては、発症率が高いことや、痛みなどのわかりやすい症状がなかなか現れないことなどが挙げられます。
また日々の生活にこだわりがある方は、それが歯周病のリスクを高めてしまうことも考えられます。
今回は、歯周病との相性が悪いこだわりについて解説します。
喫煙へのこだわり
喫煙は、歯周病を最悪の形で進行させる天敵です。
タバコに含まれるニコチンは血管を強く収縮させるため、歯茎の血流が著しく悪化します。
これにより、細菌と戦う白血球が患部に届かなくなり、口腔内の免疫力が低下します。
さらに恐ろしいのは、血管が縮むことで歯茎からの出血という歯周病の大切な初期サインが隠されてしまう点です。
本人は異変に気づかないまま、水面下で骨が溶ける重度歯周病へ進行していきます。
またタバコのヤニは歯の表面をザラつかせ、プラークを定着しやすくする悪影響もあります。
加熱式タバコであっても有害物質は含まれるため、歯周病治療において禁煙は絶対条件です。
よかれと思って本数を減らす程度では効果がなく、完全な決別が必要です。
甘いものへのこだわり
砂糖を頻繁に摂取する食習慣は、歯周病菌に極上の栄養を供給し続ける行為です。
お菓子やジュースに含まれる精製された糖分は、歯周病の主因であるプラークを急速に形成します。
さらに、糖分の過剰摂取で血糖値が急激に上昇すると、全身の血管に微小な炎症が起こり、歯茎の毛細血管もダメージを受けます。
糖尿病と歯周病が相互に悪化し合うことは医学的に証明されていますが、その入り口となるのが日々の甘いものへのこだわりです。
間食の回数が多い方や、仕事中にだらだらと糖分を含む飲み物を口にする習慣がある方は、口腔内が常に酸性に傾きます。
これは、細菌がもっとも活動しやすい最悪の環境を自らつくっていると言えます。
量だけでなく、ダラダラ食べる時間のこだわりが病状を悪化させます。
硬めの歯ブラシで強く磨くこだわり
「ゴシゴシと強く磨かないとすっきりしない」というこだわりは、歯周病の炎症を物理的に悪化させます。
硬いブラシで強い圧力をかけて磨くと、炎症を起こして繊細になっている歯茎を傷つけてしまいます。
その結果、歯茎が退縮して下がり、歯の根元が露出してします。
露出した根元はプラークが溜まりやすく、さらに歯周病が進行する悪循環に陥ります。
歯周病ケアに必要なのは、毛先のやわらかいブラシを歯と歯茎の境目に軽い力で当てて、小刻みに動かすことです。
力任せのブラッシングは、汚れを落とすどころか組織を破壊する自傷行為になってしまいます。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・喫煙への強いこだわりは、非常に歯周病との相性が悪い
・甘いものを食べる量やダラダラと時間をかけて食べるこだわりも、歯周病の悪化につながる
・「ゴシゴシと強く磨かないとすっきりしない」というこだわりは、歯周病の炎症を物理的に悪化させる
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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