日頃から歯科クリニックで定期検診を受けている方は、虫歯を発症するリスクが低いです。
重症化する前に発見することで、虫歯の痛みが生じる前に治療を行えるからです。
では、歯科医師が定期検診において、虫歯を見落とすということはあるのでしょうか?
今回はこちらの点を中心に解説します。
●歯科医師でも虫歯を見落とすことはある?
歯科医師は、国家資格を有する歯科治療のプロフェッショナルです。
そのため、明らかな虫歯やその他の口腔疾患を見落とすということは、まず考えられません。
しかし、歯科医師が虫歯を見落とすことは十分にあります。
特に初期虫歯などは、目視や通常の検査では見落としが発生することが考えられます。
歯科医師も人間ですから、定期検診で100%虫歯を発見するのは難しいということです。
●なぜ見落としが発生するのか?
歯科医師における虫歯の見落としの原因としては、単に歯科医師のミスだけでなく、虫歯という疾患の進行具合が人によって異なることも挙げられます。
例えば、前回の検診時にはなかった虫歯が、次の検診までの短い期間で急速に進行することがあります。
このようなケースでは、結果として歯科医師の見落としという形になってしまいます。
また虫歯の進行スピードは、患者さんの生活習慣にも大きく依存します。
ブラッシングなどのケアが不十分だったり、食生活が乱れていたりすると、どうしても虫歯のリスクは高まります。
その結果、短期間で虫歯が進行してしまい、次の定期検診を受けた時点では削らなければ治療できないほどの段階になっていることが考えられます。
●特に見落としが発生しやすい場所について
特に虫歯の見落としが発生しやすい場所としては、歯と歯の間や歯と歯茎の境目、奥歯の溝などが挙げられます。
歯と歯の間にできる虫歯は非常に小さく、初期虫歯の場合は歯科医師の目を持ってしても見つけられないことがあります。
また歯と歯茎の境目には歯周ポケットと呼ばれる溝があり、こちらも少し確認しづらいため、虫歯の発症に気付けないケースがあります。
奥歯についても、複雑な溝の一部にある初期虫歯で見落としが発生することが考えられます。
●この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・歯科医師が虫歯を見落とす可能性はゼロではない
・特に初期虫歯は、通常の検査や目視では見落としが発生しやすい
・虫歯の進行スピードは患者さんによって異なるため、定期検診と定期検診の間に重症化することがある
・歯と歯の間や歯と歯茎の境目、奥歯などは見落としが発生しやすい
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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