歯周病は、主に歯や歯茎に付着したプラークが原因で引き起こされるもので、老若男女問わず発症のリスクがあります。
また、こちらの発症には、人間の体内に存在する免疫力の強さが大きく関係しています。
ここからは、免疫力の低下と歯周病の関係を中心に解説したいと思います。
●免疫力とは?
免疫力とは、外から侵入した細菌やウイルスなどを常に監視し、撃退する自己防衛のシステムをいいます。
免疫の仕組みは精巧にできていて、いくつもの免疫細胞が協調し合って働いています。
もし、免疫力が著しく低下したら、私たちの身体はすぐに何らかの病気にかかってしまいます。
ちなみに、免疫のシステムは15歳までにある程度出来上がり、20歳を超えると、徐々に低下し始めるとされています。
●免疫力の低下と歯周病の関係
免疫力と歯周病は、深い関係があります。
先ほども触れた通り、免疫力が低下すると、すぐに病気にかかってしまったり、体調が悪化したりしやすいです。
こちらは、全身のさまざまな部分に言えることであり、当然口の中も例外ではありません。
誰もが少なからず持っている歯周病菌の影響が、個人の免疫力を下回ると、歯茎が腫れたり、口内炎ができたり、口臭が出たりと、歯周病の症状につながりやすくなります。
また、免疫力よりも優位になり、力が強くなった歯周病菌は、歯槽骨という歯を支える骨をどんどん破壊していくため、気が付いたら重度にまで進行していることも十分にあり得ます。
●免疫力を高める方法
免疫力の低下は、歯周病の発症や悪化のリスクを高めます。
また、こちらはストレスや身体の疲れ、寝不足、季節の変わり目などによっても低下するため、日頃から意識して高めておくことが大切です。
例えば、適度な運動でストレスを解消したり、睡眠時間をしっかり取ったりすることなどは、常に心掛けるべき対策です。
また、栄養バランスの摂れた食事を心掛けることや、食事による栄養摂取が不足していると感じる場合は、免疫力を高める乳酸菌のサプリメントなどを摂取しましょう。
乳酸菌は、善玉菌を増やして腸内環境を良くし、免疫力を上昇させる効果があります。
●この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・免疫力は、外から侵入した細菌やウイルスなどを常に監視し、撃退する自己防衛のシステム
・免疫のシステムは15歳までに出来上がり、20歳を超えると徐々に低下し始める
・歯周病菌の影響が個人の免疫力を下回ると、歯茎が腫れるなどの歯周病の症状につながる
・ストレスや睡眠不足の解消、バランスの良い栄養摂取などで免疫力は上昇する
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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