歯周病は、主に歯茎においてさまざまな症状を伴う病気です。
また、進行具合によっては、日常生活に支障をきたすような強い痛みが生じることもあります。
今回は、歯周病によって生じる痛みの特徴や、耐えきれないほどの痛みが出た場合の主な対処法について解説したいと思います。
●歯周病による痛みの特徴
軽度の歯周病の場合、腫れや出血などの症状はあったとしても、痛みはほとんどありません。
初期段階の歯周病の発見が遅れるのはこちらが理由です。
また、歯周病が少し進行すると、冷たいものが歯の根の部分に触れることで痛みを感じるようになり、歯の周りは腫れぼったく、重い感じがするようになります。
さらに症状が悪化すると、腫れた部分に膿が溜まります。
膿が溜まると、歯茎が風船のように腫れるため、内部に溜まった膿の圧力により、炎症を起こしている部分にひどい痛みを感じるようになります。
このような段階にまで進行すると、食事や睡眠などにも大きな悪影響を及ぼすことが考えられます。
●歯周病による痛みの対処法
歯周病が原因で痛みを感じる場合は、患部を冷やすことで症状が落ちつく場合があります。
具体的には、保冷剤を巻いたタオルや、濡らしたタオルを使って頬の上から冷やすことをおすすめします。
このとき、神経は過敏になっているため、冷やして神経を落ち着かせることにより、痛みの緩和につながります。
ただし、直接氷を頬に当てたり、氷を口に含んだりすると症状が悪化するおそれがあるため、あくまで間接的に患部を冷やす必要があります。
●痛み止めを飲んでも大丈夫?
歯周病による痛みへの対処法としては、痛み止めの服用も挙げられます。
痛みにより、何も食べることができない状態が続くと、体力が低下して腫れはさらにひどくなります。
そのため、患部を冷やしてもなかなか効果が現れない場合は、市販の痛み止めを服用してください。
歯科クリニックでは、治療後の痛み止めとして“ロキソニン”が処方されることが多いですが、市販薬にはこちらと同じ成分の“ロキソニンS”があります。
こちらは、歯茎が腫れたときの痛みに効果的であり、ドラッグストアなどでも比較的簡単に購入することができます。
●この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・軽度の歯周病の場合、痛みはほとんど感じない
・歯周病が進行すると、歯茎に膿が溜まったり、強い痛みを感じたりすることがある
・歯周病の痛みは、患部をタオルなどで冷やすことで落ち着く場合がある
・患部を冷やしても効果が現れない場合は、市販の痛み止めを服用するのもおすすめ
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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