歯周病は、虫歯などと違って自覚症状がほとんどありません。
そのため、気付いたらかなり進行してしまっているというケースも多く、このような方は早急に対処すべきです。
今回は、歯周病の治し方に関するよくある質問にお答えしますので、気になる方はぜひ参考にしてください。
●歯周病は歯磨きで治る?
歯周病の治し方に関する質問としてよくあるのが、「歯周病は歯磨きで治るのか?」というものです。
結論からいうと、歯周病は歯磨きで治る可能性があります。
具体的には、前段階である歯肉炎の場合で2~3週間、軽度の歯肉炎の場合で2~3ヶ月程度、毎日徹底的にブラッシングを行うことで、症状が治まることがあります。
ただし、こちらは歯科クリニックにおいて、歯石を除去することが前提です。
歯石は歯磨きで落とすことはできず、その周辺における歯周病の症状に関しては、歯科クリニックの力を借りなければ、なかなか改善するのが難しいです。
●グラついた歯は治療で元に戻る?
歯周病の治し方に関する質問としては、「歯周病でグラついた歯は元に戻るのか?」という内容のものもあります。
歯周病が重度まで進行すると、歯茎の炎症などの症状だけでなく、歯がグラついてしまうことがありますが、こちらはある程度までは戻る可能性があるものの、完全には元通りにならない可能性が高いです。
なぜなら、歯のグラつきの原因は、顎の骨が溶けていることにあるからです。
ただし、炎症による一時的なグラつきであれば、セルフケアや歯科クリニックへの通院を早急に行うことで、元に戻る可能性はあります。
●重度の歯周病の治し方は?
重度の歯周病は、歯磨きや歯石を落とすだけでは簡単に治りません。
また、どのように治すのか気になっているという方も多いかと思いますが、こちらには一般的にフラップ手術や歯周組織再生療法などが用いられます。
フラップ手術は、歯茎をメスで切開し、歯根に付着した歯石や汚染物質を徹底的に取り除くというものです。
歯周組織再生療法は、歯周病によって破壊された歯茎や顎の骨を再生する治療法であり、骨が欠損している部分に自家骨や人工骨、骨補填材などを用いて、歯周組織の再生を目指すというものです。
●この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・歯肉炎や軽度の歯周病は、歯磨きを徹底することで治る場合がある
・歯周病を治すには、歯科クリニックで歯石を取り除くことが絶対条件
・歯周病でグラついてしまった歯は、完全には元に戻らない可能性が高い
・重度の歯周病の主な治し方は、フラップ手術や歯周組織再生療法
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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