虫歯治療を受けた直後は、普段何気なく行っている生活習慣であっても注意しなければいけません。
例えば食事を摂るときは治療箇所で噛むのを避けるべきですし、激しい運動もするべきではありません。
また入浴に関してもいくつか注意点があるため、今回はその内容について解説します。
湯船に浸からない
虫歯治療を受けた直後の入浴では、基本的に湯船に浸かってはいけません。
こちらは治療箇所にトラブルが生じるのを防ぐためです。
虫歯治療の直後、湯船に浸かると血行が促進されます。
そのため、治療箇所の炎症や腫れが悪化し、痛みが強くなる可能性があります。
また湯船に浸かることで治療部位に水圧がかかるのも、痛みや炎症を増幅させる原因です。
特に抜歯を伴う虫歯治療の場合、まだ傷口が完全に塞がっていない状態で入浴すると、出血が再発するリスクが高まるため非常に危険です。
シャワーの温度はぬるめにする
虫歯治療直後の入浴では、湯船に浸からずシャワーを使用することが望ましいです。
しかし、このとき熱すぎるお湯を使用してはいけません。
少しぬるいと感じる程度のシャワーで、なるべく治療箇所に影響を与えないことを意識すべきです。
また具体的な温度については、38~40℃くらいが適温だと言えます。
普段熱めのシャワーで入浴している方は、これくらいの温度でもかなり冷たく感じるかもしれませんが、虫歯治療の直後は我慢しましょう。
長時間の入浴を避ける
虫歯治療後の入浴は、なるべく短い時間で済ませることをおすすめします。
こちらは湯船に浸からず、シャワーだけで済ませる場合にも言えることです。
湯船に浸かっていなかろうが、どれだけぬるめのシャワーを使用していようが、お湯に当たっている時間が長くなると必然的に血行は良くなります。
また浴室内は温度が高くなるため、ずっとシャワーのお湯を出しっぱなしにするなどすると、必然的に治療箇所へ与える影響は大きくなります。
ちなみに、虫歯治療直後に銭湯などに行くこと自体は問題ありませんが、サウナには入らないことをおすすめします。
サウナは湯船に浸かること以上に、治療箇所へ悪影響が懸念されます。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・虫歯治療直後は治療箇所の炎症や痛みが増すことを防ぐため、基本的には湯船に浸からない
・虫歯治療直後の入浴ではシャワーを使用し、温度は少しぬるいと感じる38~40℃程度に設定すべき
・シャワーで済ませる場合であっても、身体が温まりすぎないよう入浴時間はなるべく短くすべき
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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