インプラントは、従来の入れ歯やブリッジとは違い、天然歯に極めて近い快適な感覚を得ることができる治療であり、歯を失ってしまった方にとってのメリットは非常に大きいです。
ただし、インプラント治療を受けるにあたっては、いくつか知っておくべきことがあるため、この機会にぜひ覚えておいてください。
●体質に合わない場合がある
インプラント治療では、手術により顎の骨の中に人工歯根を埋め込み、その後しばらく経過を観察します。
そして、時間が経過するにつれて、徐々に骨とインプラントが癒合し、土台が定着します。
しかし、必ずしもすべての方が、このようにスムーズな流れでインプラント治療を進められるとは限りません。
極めてまれではありますが、体質によっては時間が経過しても骨とインプラントが癒合せず、不安定な状態が続いてしまうケースがあるため、注意してください。
ちなみに、虫歯を長期間放置し、周辺の歯茎や骨が弱ってしまった方などは、このような状況になることが多いです。
●治療当日は自家用車での来院を避けなければいけない
インプラント治療を受けるにあたって知っておきたいポイントとしては、治療当日の交通手段も挙げられます。
一般的に、インプラント治療では注射による局所麻酔が使用されることが多いですが、場合によっては静脈内鎮静法が用いられることがあります。
こちらは、点滴によって静脈内に鎮静剤を投与し、中枢神経の働きを鈍くするというものです。
また、静脈内鎮静法で治療を受けた後は、急にふらついたり、眠気に襲われたりすることがあるため、自家用車やバイクの運転は絶対にしてはいけません。
治療当日は、家族などに送迎してもらったり、公共交通機関を利用したりすることをおすすめします。
●治療後、美顔器が使用できない場合がある
インプラント治療を受ける方は、治療後に美顔器を使用できない場合があるということも知っておきましょう。
超音波やEMSなど、肌に電流を流すタイプの美顔器は、インプラントの金属に反応し、電磁過敏症という症状を引き起こす場合があります。
また、こちらの症状に陥ると、目の痛みや見づらさ、皮膚の乾燥や鼻づまりなど、さまざまな身体の異常が出ることが考えられます。
ただし、インプラント治療自体にも超音波を使用することはあるため、必ずしも美顔器が悪影響を与えるとは限りません。
●この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・体質によっては、時間が経過しても骨とインプラントが癒合しないことがある
・静脈内鎮静法でインプラント治療を受けた後は、自家用車やバイクを運転してはいけない
・インプラント治療後、肌に電流を流すタイプの美顔器を使用すると、電磁過敏症を引き起こす可能性がある
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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