世界的にも感染者数が多い病気である歯周病には、ブラッシングや食生活など、日常生活におけるさまざまな要素が関係しています。
また、歯周病と関係のある生活習慣としては、運動も挙げられます。
ここからは、歯周病予防につながる運動や向いていない運動などについて解説したいと思います。
●歯周病予防につながる運動とは?
歯周病予防につながる運動は、簡単にいうと適度な運動です。
手軽に始められるもので言えば、ウォーキングなどが該当します。
運動をすることにより、身体の抵抗力は高まり、血行も良くなります。
一方で、運動をせずにいると、徐々に血行が悪化していき、歯茎の中を通る血管の血流にも悪影響が及びます。
また、このようにして歯茎が衰えていくと、歯周病の進行はさらに早くなってしまうため、日頃から少しずつでも運動をしておくのが大切です。
●激しい運動はあまりおすすめできない
前述の通り、歯周病予防の一環としておすすめするのは、ウォーキングなどの適度な運動です。
一方で、激しいランニングやスポーツなどについては、歯周病予防観点でいうと、あまりおすすめできません。
特に、すでに歯周病の症状が見られる方は、激しい運動をしないようにしましょう。
身体を激しく動かすことにより、全身の血行が良くなりすぎるあまり、痛みや腫れ、出血などの症状が強くなるおそれがあるからです。
ちなみに、長時間の入浴なども、同じように歯周病の症状を悪化させる可能性があるため、控えなければいけません。
●運動に潜む歯周病のリスク
適度な運動であれば、歯周病予防にある程度の効果を発揮しますが、運動そのものにも歯周病のリスクは潜んでいます。
例えば、運動をしている最中は口呼吸が増えやすくなりますが、こちらは口内の乾燥、歯周病菌の増加につながるおそれがあります。
そのため、ウォーキングなどを行う際は、適度に水分を摂取しなければいけません。
また、このとき摂取する水分は、基本的に水にすることが望ましいです。
スポーツドリンクは、大量の砂糖が含まれていることから、多く摂取することにより、歯周病や虫歯のリスクを高めてしまいます。
●この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・歯周病予防につながる運動は、ウォーキングなどの適度な運動
・適度な運動は血行を良くし、全身の抵抗力を高める効果がある
・激しいランニングやスポーツなどの運動は、血行が良くなりすぎて歯周病の症状を悪化させることがある
・運動時の口呼吸、スポーツドリンクの摂取は歯周病のリスクを高める
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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