歯磨きが不十分だったり、甘いものばかり食べていたりする方は、当然虫歯のリスクが高くなります。
しかし、十分に歯磨きをしている方や、甘いものを摂取しない方であっても、生活習慣に問題がある場合、虫歯ができやすくなる可能性はあります。
ここからは、虫歯になりやすい方によく見られる生活習慣について解説します。
●ダラダラ食べる
虫歯になりやすい方によく見られる生活習慣としては、まずダラダラ食事を摂ることが挙げられます。
例えば、テレビを観ながらゆっくり食事を摂ったり、スナック菓子やガム、飴など常に何かを口にしていたりする方は、口内が酸性になっている時間が長くなります。
通常、口内が酸性に傾き、脱灰(歯が溶けること)した場合でも、唾液による中和で歯は修復されますが(再石灰化)、ダラダラ食べによって酸性に傾く時間が長くなると、再石灰化が追い付かなくなり、虫歯のリスクは高まります。
そのため、食事やおやつの時間はきちんと決めておき、何も口にしない時間を長くすることが大切です。
●口呼吸
虫歯になりやすい方によく見られる生活習慣には、口呼吸も挙げられます。
口呼吸をしている時間が長ければ長いほど、唾液は蒸発しやすくなり、口内は乾燥します。
唾液には、口内の自浄や抗菌、再石灰化といったさまざまな役割があり、こちらが不足している場合、なかなか虫歯は防止できません。
そのため、口呼吸が多いことを自覚している方は、意識して鼻で呼吸するようにしましょう。
ちなみに、花粉症や慢性鼻炎などにより、鼻の通りが悪いという方も、適切な処置を施して、なるべく鼻呼吸できるように努めるべきです。
●運動不足、睡眠不足
運動不足や睡眠不足も、虫歯になりやすい方によく見られる生活習慣です。
普段運動をほとんどしていない方は、虫歯菌や歯周病菌に対する抵抗力が少なく、しっかり歯を磨いていたとしても、わずかな磨き残しから虫歯を発症してしまう可能性が高くなります。
また、睡眠不足により、生活リズムが乱れている方も、体調を崩しやすくなり、菌に対する免疫力が低下します。
このような生活習慣の方は、エレベーターやエスカレーターを使用しないなど、少しでも身体を動かすことに努めたり、ストレスを発散したりすることをおすすめします。
●この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・ダラダラ食事やお菓子を摂取すると、歯の再石灰化が追い付かなくなり、虫歯になりやすい
・唾液の減少を招く口呼吸も、虫歯になりやすい方によく見られる生活習慣の1つ
・運動不足、睡眠不足の方は、虫歯菌に対する抵抗力、免疫力が低下する
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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