虫歯予防の取り組みの一つに、食生活の改善が挙げられます。
やはり甘いものややわらかいものなどばかり食べていたり、お酒ばかり飲んでいたりすると、必然的に虫歯の発症リスクは高まります。
今回は、虫歯予防としてシリアルを食べるメリット・デメリットについて解説します。
シリアルの概要
シリアルとは、トウモロコシや米、小麦やオーツ麦といった穀物を加熱・加工して食べやすくした食品全般を指しています。
牛乳やヨーグルトをかけて朝食に食べられることが多いコールドシリアル、温めて食べるホットシリアルに大別され、コーンフレークやグラノーラなどが代表的です。
ホットシリアルには、オーツ麦を蒸してから押しつぶして作るオートミールがあります。
またあまり知られていませんが、オーツ麦やナッツ、ドライフルーツなどを混ぜ合わせたものはミューズリーと呼ばれます。
虫歯予防としてシリアルを食べるメリット
シリアルを虫歯予防の一環として食べるメリットには、やはり手軽に栄養素を摂取できるという点が挙げられます。
シリアルは牛乳やヨーグルトとあわせて食べることが多いため、歯の主成分であるカルシウムを豊富に採り入れることができます。
また忙しい朝であっても簡単に準備でき、ビタミンなどを摂取できるという点も魅力です。
さらに、シリアルには白米よりも多くの食物繊維が含まれています。
食物繊維には酸の生成を抑制したり、唾液の分泌を促進したりといったさまざまな虫歯予防効果が期待できます。
ちなみにシリアルは栄養バランスも良いため、他の食品で栄養を補う手間が省けるのも嬉しいポイントです。
虫歯予防としてシリアルを食べるデメリット
多くのシリアルには、砂糖やシロップ、ドライフルーツといったものが多く含まれています。
これらの甘いものは虫歯菌の栄養となり、酸を生成します。
チョコレートやケーキなどを食べる場合よりはまだマシですが、しっかりブラッシングしなければかえって虫歯のリスクは高まってしまいます。
またシリアル単体で摂取する場合、ビタミンCやタンパク質などは不足しがちになるため、あくまで乳製品とあわせることが大切です。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・シリアルはトウモロコシや米、小麦やオーツ麦といった穀物を加熱・加工して食べやすくした食品
・シリアルはカルシウムやビタミン、食物繊維などの歯に良い栄養素を手軽に摂取できる
・シリアルには砂糖が含まれることが多く、しっかりブラッシングをしなければ虫歯のリスクが高まる
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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