セルフケアの基本はブラッシングであり、歯科クリニックでのプロフェッショナルケアと合わせることでさらにその効果が高まります。
またセルフケアの方法の一つに、アロマを活用するというものがあります。
あまり聞き慣れない方法かもしれませんが、今回はこちらの内容について解説します。
アロマの概要
リラクゼーション効果があるものとして、アロマというものの名前を聞いたことがある方は多いかと思います。
アロマとは、主に植物から抽出された香りの成分、つまり精油を指すことが多いです。
芳醇を意味する言葉であり、精油はエッセンシャルオイルとも呼ばれます。
またアロマを活用したものでよく知られるのは、アロマテラピーです。
アロマテラピーは芳醇療法とも呼ばれ、精油の香りを嗅いだり肌に塗ったりすることで、心身の健康に良い影響を与えることを目的としています。
アロマを活用したセルフケアとは?
実はマウスウォッシュなどのデンタルケア商品には、アロマが含まれたものがいくつかあります。
またそのような商品を使用することで、唾液の分泌促進や口臭予防が期待できます。
ある調査では、精油の香りや刺激が唾液の分泌を促進することが示唆されています。
特に、ブラックペッパー精油は唾液の分泌量を増やす効果が高いというデータがあります。
唾液の量が増えれば、口内の食べカスやプラークが洗い流され、必然的に虫歯や歯周病のリスクは軽減します。
さらに、抗菌作用を持つ精油やハーブは、口臭予防にも役立ちます。
中でもペパーミントやティートリーなどは、口臭の改善に大きく寄与してくれるものです。
手作りマウスウォッシュでアロマを採り入れよう
容器に無水エタノールを入れた後、精油を加えてよく振って混ぜれば、アロマ入りの手作りマウスウォッシュが完成します。
アロマの量は、無水エタノール10mlにつき4滴以内です。
こちらはブラッシング後、コップ1杯の水に5滴ほど垂らし、うがいをすることでセルフケア効果を発揮します。
ただしミント系の精油やクローブは刺激が強いため、原液で使用するのはNGです。
さらに妊娠中の方や高血圧、てんかんの持病がある方は使用を避けましょう。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・アロマは主に植物から抽出された香りの成分で、精油やエッセンシャルオイルと呼ばれる
・アロマが含まれたマウスウォッシュを使用することで、唾液の分泌量増加による虫歯、歯周病予防や口臭予防などの効果を得られる
・無水エタノールの精油を用意すれば、アロマ入りのマウスウォッシュを手作りできる
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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