入れ歯を装着することにより、口内環境にはさまざまな変化が起こります。
例えば、入れ歯の違和感によってしゃべりづらくなったり、合っていない入れ歯の場合は痛みが生じたりすることも考えられます。
また入れ歯の装着は、唾液の増減にも関係しています。
今回はこちらの点について解説します。
入れ歯の装着によって唾液の分泌量が減るケース
入れ歯が唾液の分泌量を減らしてしまうのは、患者さんの口内に対して入れ歯のサイズが大きすぎる場合です。
歯科クリニックにおいてオーダーメイドで作製される入れ歯は、通常患者さんの口に合わないということはありません。
しかし、口内環境は常に変化するものであるため、使用するにつれて合わなくなってくる可能性はあります。
また患者さんの歯茎が痩せてしまい、入れ歯が大きくなると、唾液腺が塞がれて唾液の分泌量が減ることがあります。
唾液の分泌量を増やす方法
入れ歯を装着していても唾液の分泌量を減らさないようにするには、まず入れ歯の調整が必要です。
具体的には、歯科クリニックで唾液腺を塞いでいる部分の床を削るなどすれば、必然的に唾液は分泌されやすくなります。
また長時間口内が乾く状態が続く場合、唾液腺のマッサージを行うのも効果的です。
耳の下あたりにある耳下腺、舌の下にある舌下腺、顎の下あたりにある顎下腺を外側から指で押さえ、刺激を与えてみましょう。
その他、食事をよく噛んで食べたり、なるべくストレスを溜めないようにしたりすることも、唾液の分泌量増加につながります。
ちなみに食事のとき以外でも、こまめに水分補給をすることを心掛ければ、口内の渇きを潤すことは可能です。
入れ歯の装着で唾液が増えることもある
入れ歯を装着することで唾液の分泌量が増えるケースは、入れ歯が小さすぎるもしくは形状が合っていないケースです。
このような入れ歯は、歯茎や粘膜を刺激し、唾液の量を増やすことがあります。
しかし、唾液が増えるとはいっても、口内のサイズに合っていないことは事実です。
そのため、使用し続けると炎症が起こったり、外傷性口内炎が形成されたりすることが考えられます。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・患者さんの口内に対し入れ歯のサイズが大きすぎると、唾液の分泌量は減少する
・唾液の分泌量を増やすには、歯科クリニックで入れ歯を調整する必要がある
・食事のときによく噛んだり、ストレスを溜めないようにしたりするのも唾液の分泌量増加につながる
・入れ歯が小さすぎるもしくは形状が合っていない場合、唾液の量が増えることがある
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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