ガムを噛むことにより、唾液の分泌量がアップします。
また、唾液は口内の細菌を洗い流し、増殖を防ぐため、口臭を予防したり、すでに発生している口臭を軽減したりする効果があります。
今回は、そんなガムの口臭予防効果に関することについて、Q&A形式で解説していきたいと思います。
●口臭予防が期待できるガムの成分は?
口臭予防の効果が期待できるガムには、消臭効果のあるクロロフィル、フラボノイドなどの成分が含まれています。
クロロフィルは、植物や海藻などに含まれる緑色の天然色素で、葉緑素とも呼ばれています。
緑色のガムに多く含まれていることが多いです。
また、フラボノイドは、口内の細菌が増殖するのを抑えてくれる抗菌効果が期待できるポリフェノールの一種で、口臭の原因の1つであるガスを分解し、ニオイを軽減してくれる効果があります。
口臭予防のためのガムを購入する際は、これらの成分が入っているかどうか確認しましょう。
●口臭を長く消してくれるガムは?
口臭を軽減させる効果が持続しやすいのは、キシリトールガムです。
キシリトールガムを噛むことにより、口内の唾液分泌が促進され、口内の細菌の成長が抑制されます。
こちらは、他のガムにも同じことが言えますが、キシリトール自体にも、細菌の活性を抑える効果があります。
また、歯の表面に付着した酸の生成も抑制してくれるため、長時間口臭を消したいというのであれば、砂糖不使用のキシリトールガムを食べるのがおすすめです。
●ガムの適切な摂取量はどれくらい?
口臭予防の一環としてガムを噛むことは効果的ですが、1日のガムの量は2粒程度にとどめておくべきです。
噛む時間についても、1粒につき10分程度が望ましいです。
長く噛み続けると、歯の表面のエナメル質が擦り減ってしまい、かえって虫歯や口臭のリスクが高くなる可能性があります。
また、ガムを摂取しすぎたり、長時間噛み続けたりすることにより、顎関節症など、顎関節にも悪影響が出ることも考えられます。
その他、噛む筋肉が疲れることにより、頭痛が増えたり、噛む筋肉が発達することにより、エラが張って四角くなったりと、フェイスラインにも悪影響を与えてしまう場合があります。
●この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・口臭予防の効果が期待できるガムには、クロロフィル、フラボノイドなどが含まれている
・キシリトールガムは口臭を長時間抑えてくれる効果がある
・ガムの適切な摂取量は1日2粒、噛む時間は1粒につき10分程度
・ガムを噛みすぎると、エナメル質や顎関節、フェイスラインに悪影響が出る可能性がある
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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