マウスウォッシュは、デンタルリンスや洗口液とも呼ばれるもので、口に含んですすぐことにより、口臭予防効果や爽快感が得られるというものです。
しかし、こちらを使用する際には、正しい使い方を心掛けなければいけません。
今回は、口臭予防としてマウスウォッシュを使用する際の注意点について解説します。
●必ず歯磨きと併用する
口臭予防としてマウスウォッシュを使用する場合には、必ず歯磨きと併用しなければいけません。
マウスウォッシュを使用すると爽快感を感じ、それだけで満足してしまうことから、歯磨きがおろそかになるケースも少なくありません。
しかし、歯を磨かなければ、歯の表面や歯間に引っかかった汚れを完全に除去することはできません。
マウスウォッシュの効果は、あくまで一時的に口臭を抑えたり、細菌の活動を弱めたりすることであり、虫歯や歯周病、それに伴う口臭はなかなか抑えるのが難しいです。
●頻繫に使いすぎない
マウスウォッシュを頻繁に使いすぎると、口内環境を乱す原因になるため、注意が必要です。
口内には細菌がたくさん存在していて、その中には一定数、身体に害のない菌や必要な菌も存在します。
また、マウスウォッシュを使用しすぎると、このような必要な菌まで殺菌してしまいます。
ちなみに、口内の細菌バランスが崩れると、本来であれば悪さをしない細菌が増殖し、口腔カンジダなどを引き起こすことも考えられます。
そのため、マウスウォッシュを使用する際は、1日1~3回くらいまでにとどめておきましょう。
●運転前には使用しない方が良い
マウスウォッシュは、車を運転する前に使用しないことをおすすめします。
使用直後の場合、アルコールが検出される可能性が高く、もし飲酒検問があったら、お酒を飲んでいないにもかかわらず、飲酒運転扱いになってしまうことが考えられます。
飲酒検問は、実際にお酒を飲んでいるかどうかではなく、呼気に含まれるアルコールの数値で判断されるため、注意しなければいけません。
ちなみに、マウスウォッシュを使用してから10分程度経過していれば、検出される可能性は低くなります。
また、水で口内をすすぐことにより、アルコール濃度が下がることもあります。
●この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・マウスウォッシュを使用するとそれだけで満足し、歯磨きがおろそかになりやすい
・マウスウォッシュだけで虫歯や歯周病、それに伴う口臭を防ぐのは難しい
・マウスウォッシュを使用しすぎると、口内に必要な菌まで殺菌することがある
・運転前にマウスウォッシュを使用すると、飲酒検問に引っかかる可能性がある
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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