インプラント治療を受けようと考える方は、事前にさまざまな情報を収集した上で、納得して治療を受けなければいけません。
また、そのときに知っておきたいこととして、インプラント治療に関連する“数字”が挙げられます。
今回は、こちらのポイントについて解説したいと思います。
●寿命
前もって知っておきたいインプラント治療関連の数字としては、まず寿命が挙げられます。
インプラントの寿命は、インプラント体と呼ばれる顎の骨と結合するための部品が外れたときに訪れます。
一般的に、こちらの期間は10~15年程度とされていますが、日々のケアを怠ってしまうと、もう少し早い段階で機能しなくなることもあるため、注意してください。
ちなみに、入れ歯は4~5年程度、ブリッジは7~8年程度が寿命とされているため、インプラントの寿命は比較的長めだと言えます。
●手術の成功率
前もって知っておきたいインプラント治療関連の数字としては、手術の成功率も挙げられます。
インプラント手術の成功率は、手術を受ける歯科クリニックが持つ技術や手術を行う箇所によって異なりますが、約97%と非常に高いです。
ここでいう成功とは、インプラント体が定着せずすぐに脱落してしまったり、1年程度で機能できないほどグラグラになったりせず、快適に使用できる状態を指しています。
ちなみに、骨密度が薄く、上顎洞や鼻腔、切歯孔があることから、埋める位置やインプラント体の長さが制限される上顎、骨が軟らかいことが多い大臼歯などは、手術の成功率が少し下がります。
●抜歯からインプラントを入れるまでの期間
抜歯からインプラントを入れるまでの期間も、前もって知っておきたいインプラント治療関連の数字です。
インプラントは、基本的に抜歯から1~2ヶ月後に入れることが多いですが、歯茎や顎の骨の回復具合によっては、3~4ヶ月後になることもあります。
また、歯茎と顎の骨が完全に治癒するのを待つ場合は、埋入まで6ヶ月以上かかることもあり、こちらは2回法という治療法でよく見られます。
ちなみに、1回法の場合、抜歯から埋入までの期間が長くなる心配はほとんどありませんが、2回法と比べて高い技術が必要なことから、歯科クリニックによっては採用していないこともあります。
●この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・インプラント治療を受ける前には、関連するさまざまな数字を把握すべき
・インプラントの寿命は10~15年程度と他の治療法に比べて長い
・インプラント手術の成功率は約97%
・抜歯からインプラントを入れるまでの期間は、基本的に1~2ヶ月
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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