ホワイトニングには、オフィスホワイトニングやホームホワイトニング、デュアルホワイトニングなどの種類があります。
キレイな白い歯を手に入れることができるのがホワイトニングの魅力ですが、中には効果がなかなか表れないという方もいます。
ここからは、ホワイトニングの効果が出にくい方の特徴を解説します。
●過去にテトラサイクリンを服用している
過去にテトラサイクリンを服用したことがある方は、ホワイトニングの効果が出にくくなることがあります。
テトラサイクリンとは、クロールテトラサイクリン、ミノサイクリンといった抗生物質の総称をいい、以前は風邪薬のシロップで使用されていました。
こちらを歯の形成期である12歳頃までに服用すると、歯に茶色や灰色といった変色した色が定着してしまうことがあります。
また、このような歯に対するホワイトニングは、効果がなかなか表れないだけでなく、ホワイトニング直後に不自然な白さになったり、術前の着色が均一であっても、縞模様が現れたり、根元の着色のみ残ってしまったりするおそれがあります。
●ホワイトスポットがある
ホワイトスポットがある方も、ホワイトニングの効果は出にくい傾向にあります。
こちらは、歯の表面に時折見られる白い斑点のことであり、初期の虫歯による表層下脱灰というものが一般的です。
表層下脱灰が生じている部分は、脱灰によって細かい空洞が数多くできていて、軽石のようになっています。
また、こちらの部分に光が当たることにより、健全な部分とは光の屈折率、透過性が異なるため、白く見えます。
このような歯の白い部分は、ホワイトニングをしても簡単には落とすことができません。
●詰め物が多い
ホワイトニングの効果が出にくい方の特徴としては、歯の詰め物が多いことも挙げられます。
ホワイトニングで白くすることができるのは、あくまで天然歯のみであり、詰め物は人工物であるため、白くなることはありません。
特に、歯の両側や根元に詰め物がある方は、1ヶ所の詰め物は小さくても、トータルでは歯の1/3程度が変色した人工物の場合があります。
このような方は、詰め物以外の部分を白くした後、周りの色に合わせて詰め直しをするなど、通常とは異なる方法を実施しなければいけません。
●この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・幼児や小児の頃にテトラサイクリンを服用した方は、ホワイトニングの効果が出にくい
・歯のホワイトスポットは、ホワイトニングをしても簡単に落とすことができない
・詰め物が多い方は、天然歯の部分しか染まらず、仕上がりが不自然になりやすい
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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