虫歯や歯周病、口臭といったさまざまな症状を予防するために、歯磨きは欠かせません。
しかし、正しい歯磨きをしていないと、せっかく磨いているにも関わらず、効果は半減してしまいます。
今回は、歯磨きの基本や磨きにくい歯を磨くコツ、心掛けたいポイントなどについて解説します。
●歯磨きにおける3つの基本
歯磨きをするにあたって押さえておきたい基本としては、まず毛先を歯の面に当てるということが挙げられます。
具体的には、歯ブラシの毛先を歯と歯茎の間の境目、歯と歯の間にしっかり当てることにより、食べカスや歯垢が落としやすくなります。
また、歯を磨く際は、毛先が広がらない程度に、軽い力で動かすことも心掛けましょう。
力が強すぎると、歯茎に与えるダメージが大きくなってしまいますし、歯ブラシの寿命も短くなります。
そして、歯ブラシを動かす際には、5~10mm程度の幅を目安に、小刻みに動かすのが基本です。
ちなみに、このときには1~2本ずつ歯を磨くようにしてください。
●磨きにくい歯における歯磨きのコツ
噛み合わせが悪い方は、歯の表面に凸凹があり、基本的な方法ではうまく歯が磨けないことがあります。
もし、凸凹している部分があるのであれば、歯1本1本に歯ブラシを当て、毛先を上下に細かく動かすように磨きましょう。
また、他の歯に比べて背が低い歯に関しては、歯ブラシを斜め45度から入れ、極力磨き残しがないようにします。
その他、歯と歯茎の境目に関しても、毛先の中心がちょうど境目の部分に来るように、斜めから歯ブラシを入れると磨きやすくなります。
●歯磨きで心掛けたいポイント
食事の後に歯磨きをする際は、30分ほど時間を空けるのがポイントです。
なぜなら、食事のすぐ後は口内が酸性に傾いていて、歯質が傷つきやすい環境になっているからです。
また、歯磨きといえば1日3回というイメージがあるかもしれませんが、必ずしも3回しなければいけないとは限りません。
むしろ、ダラダラと1日3回磨くくらいなら、磨き残しがないよう、時間をかけて1日1回歯磨きをする方が良いです。
ちなみに、歯磨きの際にはたくさん歯磨き粉をつけた方が良いと思っている方も多いかと思いますが、つけすぎると清涼感が強く、磨き残しがあっても磨いた気になってしまうため、多くの歯磨き粉をつける必要はありません。
●この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・毛先を面に当てること、軽い力、小刻みに磨くことが歯磨きの基本
・磨きにくい歯の歯磨きは歯ブラシを上下に動かしたり、斜めに入れたりして磨くのがポイント
・食後すぐは口内が酸性に傾き、歯質が傷つきやすくなっているため、歯磨きは避けるべき
・丁寧に磨くのであれば、歯磨きは1日1回で十分
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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