口内炎を引き起こすと、頬の内側などの粘膜が炎症を起こし、潰瘍と呼ばれる状態になります。
潰瘍は、粘膜が深く傷つき、その下の組織がえぐられるというものです。
こちらが痛みを引き起こす主な原因ですが、こちらの痛みは塩分と深い関係があります。
今回は、口内炎と塩分の関係性を中心に解説します。
口内炎の痛みを増幅させる塩分
塩分は、口内炎の症状がある方にとって天敵とも言えるものです。
例えば味の濃いものを食べると、口内炎の部分が刺激され、非常に強い痛みが生じることがあります。
具体的には醤油系の濃いソース、塩辛いスナック、漬物といった食べ物です。
また塩分が強い調味料には、刺激も強いものが多いです。
酸味があるソースやケチャップ、唐辛子などの香辛料については、塩分が強い上に刺激も加わるため、口内炎を悪化させる可能性が高いです。
塩水で口内炎の症状を改善できる?
塩分は、基本的に口内炎がある方にとって良くないものですが、実は塩分で口内炎の症状を改善できる可能性もあります。
こちらは、薄い塩水でうがいをするという方法です。
具体的には、ぬるま湯に小さじ1程度の塩を溶かし、口をすすぐことで殺菌効果が期待できます。
この塩水の割合は、体液と同じ塩分濃度が目安になっています。
ただし塩分が濃すぎると逆効果になり、痛みが増す可能性があるため、塩の入れすぎには注意が必要です。
また、お湯が熱すぎても口内炎を悪化させるおそれがあります。
食事で心掛けるべき味以外の注意点
口内炎がある場合の食事では、塩分が多いものをなるべく避け、刺激が少ないものを選ぶべきです。
またそれ以外では、熱すぎる食事を避けたり、ビタミンを補ったりすることが大切です。
食事は体温に近い温度まで冷ましてから食べ、ビタミンB群やビタミンCを補給できるようにしましょう。
ビタミンの不足が口内炎の原因になることは多いため、意識して摂取することをおすすめします。
ちなみにビタミンB群はレバーやうなぎ、納豆などの食べ物に多く含まれます。
ビタミンCについては、パプリカやブロッコリー、レモンやキウイなどから摂取しやすいです。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・塩分が強い食べ物は、口内の刺激となって口内炎の症状を悪化させる可能性がある
・刺激が強い調味料も、塩分が強いケースが多いためなるべく控えるべき
・薄い塩水でうがいすることで、口内炎の症状を改善できる可能性がある
・口内炎の方は熱い食事を避け、ビタミンB群やビタミンCを積極的に摂るのが大事
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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