学校などで歯科検診を受けた方の中には、検診中歯科医師が発する「A〇」「B〇」といった言葉を聞いたことがある方もいるかと思います。
こちらは、歯科検診の表に記載されることもある記号です。
では、〇や/(斜線)、Cといった記号や文字には、一体どのような意味があるのでしょうか?
歯科検診における〇の意味
歯科検診において「A〇」などと言われたときの〇は、過去に虫歯治療を受けている歯、もしくは治療している最中の歯を意味しています。
かつて虫歯と呼ばれた症状を治療した歯ということを明確に示すための記号であり、歯科検診で〇と言われた歯は基本的に問題ないと考えて大丈夫です。
歯科医師は歯のプロフェッショナルであるため、口内を検査したとき、当然治療済の歯はのかそうでないのかはすぐにわかります。
歯科検診における/の意味
歯科検診の表に記載される/の意味は、健康な歯です。
細かくいうと、過去一度も虫歯になったことがなく、また一度も治療を受けたことがない健全な状態の歯を指しています。
歯科検診を受ける際は、“健全”という言われ方をすることもあります。
例えば「A健全」「B健全」といった感じです。
歯科検診では、こちらの/がもっとも多いことが望ましいです。
もちろん、健康な口内環境をキープし続けている方は、歯科検診の結果すべての歯が/になる可能性もあります。
歯科検診におけるCの意味
歯科検診でCと言われた箇所については、虫歯を発症していることを意味しています。
Cは、Caries(虫歯)の頭文字を表しています。
またCの後に続くアルファベットや数字との組み合わせにより、虫歯の進行度が変わってきます。
CO(シーオー)は、歯の表面が白濁するなどの初期虫歯を指し、C1はエナメル質が溶け始め少し歯に穴が開いた状態です。
C2は虫歯が象牙質にまで進行した中程度の虫歯で、C3は虫歯が歯の神経まで達し、強い痛みを伴います。
さらにC4にまで発展すると、虫歯が歯の根っこにまで到達してしまい、歯を残すことが困難になるケースも多いです。
ちなみにCOの場合、歯科検診では略して“O”と言われることもあります。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・歯科検診の〇は、過去に虫歯治療を受けている歯、治療している最中の歯を意味している
・歯科検診の/は、過去一度も虫歯になったことがなく、また一度も治療を受けたことがない健全な状態の歯を指している
・歯科検診のCは虫歯を意味し、アルファベットや数字の組み合わせで進行度合いを表している
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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