奥歯は数ある歯の中でも、磨き残しが出やすいことで有名です。
特に奥歯の裏側は、食べカスやプラークが残ってしまい、虫歯や歯周病のリスクが高まりやすいため、注意が必要です。
今回は、奥歯の裏のケアが難しい理由、正しいブラッシングの方法などについて解説します。
奥歯の裏のケアが難しい理由とは?
奥歯の裏で磨き残しが発生しやすいのは、構造が複雑だからです。
具体的には、口腔内の形状や頬粘膜、筋肉などの状態を含めて奥歯の裏という扱いになるため、なかなか徹底的にケアができません。
また奥歯の裏は、通常の鏡ではその汚れ具合を確認できません。
舌で触ることにより、ある程度プラークの付着具合はわかりますが、目で確認できないことからどうしても汚れが残りやすくなります。
さらに、奥歯の裏側は、虫歯や歯茎の炎症など病的な状態が隠れてしまいやすいです。
そのため、気付いたら虫歯を発症しているというケースも多いです。
奥歯の裏の正しいケアの方法
奥歯の裏は、通常通りの磨き方ではなかなか汚れを落としきれません。
また裏の磨き方を知るには、まず奥歯の磨き方を知る必要があります。
奥歯をブラッシングする際は、まず口を大きく横に開け、歯ブラシの毛先が奥歯にしっかり当たるようにしなければいけません。
頬の筋肉が張る場合は、少し口を閉じて歯ブラシの柄で唇の端を軽く引っ張るようにすると、ブラッシングしやすくなります。
こちらを踏まえた上で奥歯の裏を磨く際は、歯ブラシの毛先を利用し、斜め上に立てるようにして磨きます。
歯ブラシの毛先を歯の根元にしっかり当てるように意識しましょう。
奥歯の裏のケアをしやすくする方法
奥歯の裏をしっかりケアしたいという方には、まずデンタルミラーの購入をおすすめします。
デンタルミラーは、歯科クリニックで使用される細い持ち手の先に小さく丸い鏡がついているものです。
洗面台の鏡などでは、奥歯の裏がほとんど見えませんが、デンタルミラーがあれば奥歯の裏をしっかり視認できる可能性があります。
また歯ブラシについては、なるべくヘッドが小さいものを選びましょう。
毛束が1つになっているワンタフトブラシでも構いません。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・奥歯の裏は構造が複雑であり、鏡でチェックできないため磨き残しが発生しやすい
・奥歯の裏側では、気が付いたら虫歯を発症しているケースも多い
・奥歯の裏をブラッシングする際は、歯ブラシの毛先を利用し、かき出すように汚れを除去するのがポイント
・奥歯の裏のケアにはデンタルミラーやヘッドが小さい歯ブラシが便利
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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