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【新潟の歯医者・小児歯科】母乳育児が子どもの歯に与えるメリット・デメリット

生まれたばかりの赤ちゃんは、乳を飲んで少しずつ成長していきます。
このとき母乳を与えるケースと、ミルクを与えるケースがあります。
多くの方は、メリットが大きいとされる母乳の選択を考えますが、こちらは子どもの歯との関連性も深いです。
今回は、母乳育児が子どもの歯に与えるメリット・デメリットを解説します。

母乳育児の概要

母乳育児は、お母さんが自身の母乳を直接赤ちゃんに与えて育てることです。

母乳は栄養バランスが良く消化しやすい上に、赤ちゃんの免疫力を高め、感染症から守ってくれます。
またアレルギーのリスクを減らしたり、脳の発達を促進したりする効果も期待できます。

さらに、お母さんにとっては産後の回復を助けることや、妊娠前の体重に戻りやすくなることなどにつながります。

母乳育児が子どもの歯に与えるメリットとは?

母乳に含まれるカルシウムやリンといったミネラルは、溶けた歯の表面を修復する再石灰化をサポートし、初期虫歯が進行するのを防ぎます。

また母乳を飲む際、赤ちゃんは顎や顔の筋肉を使用しますが、これによって顎の発達や歯並び、噛み合わせの改善につながることが期待できます。
哺乳瓶での授乳でも顎や顔の筋肉は使用しますが、母乳の場合はさらに使い方が複雑であり、不正咬合のリスクを抑制できます。

さらに、母乳を飲む際の舌の動きは、正しい飲み込み方の習慣を身に付けるのに役立ちます。
そのため、舌の位置が適切に保たれ、歯並びや発音のトラブルも防止しやすくなります。

母乳育児が子どもの歯に与えるデメリット

母乳に含まれる乳糖は、虫歯の原因になることがあります。
特に寝る前の授乳、離乳食開始後の授乳は口内に糖分が残りやすく、虫歯のリスクを高めます。

また長時間の授乳が習慣化すると、歯並びや噛み合わせに悪影響が出ることも考えられます。
特に、前歯が噛み合わない開咬や出っ歯の原因になることがあります。

さらに授乳をするときの姿勢が悪いと、赤ちゃんが上手に母乳を飲めず、口腔周囲筋や顎の骨の発達を妨げ、歯並びにも影響が出ることがあります。
こちらは哺乳瓶での授乳にも言えることですが、母乳の場合はよりそのリスクが高まります。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・母乳は栄養バランスが良く消化しやすい上に、赤ちゃんの免疫力を高め、感染症から守ってくれる
・母乳育児は歯の再石灰化の促進や顎の発達、歯並びや噛み合わせの改善につながる
・母乳に含まれる乳糖は、子どもの虫歯につながる可能性がある
・寝る直前の授乳や長時間の授乳、授乳時の姿勢には特に注意が必要

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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