歯の特徴には個人差があります。
そのため、歯の本数や部位の名称などは基本的に全員同じではあるものの、見た目や機能性は人によってかなり違ってきます。
また人種によっても、歯の特徴や意識は異なります。
今回は、日本人と外国人における主な歯の違いについて解説します。
歯の形と大きさ
日本人と外国人とでは、まず歯の形と大きさが変わってきます。
ここでいう外国人は主に欧米人を指していますが、日本人は欧米人と比べて歯が小さいです。
また顎が狭く横に広がりにくいため、歯並びや噛み合わせが悪くなりやすいとう特徴もあります。
形状については、前歯は比較的平らで、先端が丸みを帯びるケースがよく見られます。
奥歯に関しては、高さがあまりなく咬合面に小さな溝ができています。
欧米人は顎が横に広がりやすいことから、日本人よりも歯のサイズが大きく、歯並びも悪化しにくいという特徴があります。
歯の色と質感
日本人と外国人とでは、歯の色や質感もかなり違ってきます。
日本人の歯は、お世辞にも白いとは言えません。
外国人に比べて、黄色みがかっているケースが多いです。
こちらはエナメル質が比較的薄く、内側の象牙質の色が透けてしまう可能性が高いからです。
一方、外国人の歯は一般的に白く、エナメル質が厚い傾向にあります。
エナメル質が厚いことで象牙質が透けにくくなり、自然な白さが際立ちます。
また外国人は日常的にコーヒー、ワインなどの飲み物を摂取します。
そのため、歯が黄色くなるのを防ぐためのホワイトニングやケアグッズも多く使用されています。
矯正治療への意識
日本人と外国人とでは、歯の矯正治療に対する意識が異なります。
日本人は、それほど矯正治療への意識が高いわけではありません。
そのため、多少の歯並びの悪さは個性と捉えられることが多いです。
わかりやすい例でいうと、八重歯は日本では「かわいい」という印象を持たれることもありますが、外国ではこのような評価はあまりされません。
外国人特に欧米の方は、歯並びが美しいことが清潔感や健康の象徴という考えを持っています。
そのため、子どものときから矯正治療を受けるのが一般的です。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・日本人は外国人と比べて歯や顎が小さく、歯並びも悪化しやすい
・日本人の歯はエナメル質が薄く、内部の象牙質が透けやすいことから、黄色みが買った色をしている
・日本人は矯正治療への意識があまり高くない
・八重歯がチャームポイントという感覚は外国人の方にはない
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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