虫歯治療を受けた後、削った部分は詰め物によってカバーされます。
しかし、詰め物をしているからといって何でも好きに食べて良いというわけではありません。
食事の内容に気を付けなければ、詰め物が取れたり問題が発生したりするおそれがあります。
今回は、詰め物が取れる原因になる意外な食べ物について解説します。
高温の食べ物、飲み物
詰め物が取れる原因になるものと言えば、キャラメルやガム、餅など粘着性の高いものを想像する方も多いかと思います。
しかし、実際には他にも危険なものがあり、高温の食べ物や飲み物はその一つです。
熱々の状態で食べることが多いピザ、スープなどについては、詰め物の材料が膨張したり、収縮したりする原因になります。
詰め物はこのような変化を繰り返すことで、徐々に患者さんの口内との適合性を失い、取れてしまったり隙間ができたりする可能性があります。
酸性の飲み物
酸性の飲み物も、詰め物が取れる原因になり得るものです。
ここでいう酸性の飲み物とは、コーラなどの炭酸飲料のことを指しています。
酸性の飲み物は、歯や詰め物にダメージを与え、形状を変えてしまう作用があります。
装着した当初と詰め物の形が変わってしまうと、当然取れるリスクは高まります。
ちなみに、炭酸飲料には清涼飲料水だけでなく、ビールやチューハイなどのアルコールも含まれています。
アルコールは詰め物が取れる原因になるだけでなく、虫歯治療後の口内における回復を遅らせる可能性もあるため、なるべく摂取しないことをおすすめします。
甘いもの
ケーキやチョコレートなどの甘いものも、摂取しすぎると詰め物が取れてしまうことが考えられます。
なぜなら、甘いものは二次虫歯を誘発しやすいからです。
二次虫歯は、一度虫歯を治療した箇所、つまり詰め物の下で発生する虫歯です。
ここに虫歯ができると、徐々に歯と詰め物の接着部分に隙間ができ、最終的には取れてしまいます。
また詰め物が取れなかったとしても、歯と詰め物の間に隙間や段差ができることで、他の食べ物の刺激によって外れるリスクは高まります。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・高温の食べ物は、詰め物の膨張や収縮を引き起こし、これを繰り返すことで詰め物が外れやすくなる
・酸性の飲み物は歯や詰め物にダメージを与え、取れやすくしてしまう効果がある
・ビールやチューハイなど、炭酸が含まれるアルコールにも注意が必要
・甘いものを食べて二次虫歯を発症すると、歯と詰め物の間に隙間ができて外れやすくなる
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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