歯科クリニックで行われる小児歯科治療は、大人の患者さんに対して行う治療とは違い、しっかりと子どもの立場になって負担を軽減させる工夫が行われています。
またその代表的なものが、小児歯科治療における3つの“コントロール”です。
今回はこちらの内容について解説します。
●痛みのコントロール
小児歯科治療におけるコントロールの一つに、痛みのコントロールがあります。
こちらは文字通り、子どもが痛みを感じにくいようにするための工夫です。
大人では我慢できるような痛みであっても、子どもは敏感に反応し、苦しんだり泣いたりしてしまうことがあります。
治療中に泣き出してしまうと、そのまま治療を継続するのは難しいです。
また幼い子どもは歯の神経が鈍感であり、大人に対する麻酔と同じ方法を用いるとトラブルにつながる可能性があります。
そのため、歯科クリニックでは表面麻酔や笑気麻酔など、痛みが軽減される取り組みが行われます。
●恐怖のコントロール
恐怖のコントロールも、小児歯科治療においては重要な工夫の一つです。
歯科クリニックの雰囲気やニオイは、患者さんを緊張させる要因になります。
大人の方であっても緊張したり怖がったりすることがあるくらいですから、子どもであればなおさら恐怖心は強くなります。
小児歯科治療を行う歯科クリニックでは、子どもが怖がらないよう雰囲気や話し方を工夫したり、キッズスペースなどの院内設備を充実させたりしていることが多いです。
ちなみに、親御さんが自宅において歯科クリニックにプラスのイメージを与えることも、恐怖のコントロールにつながります。
●体動のコントロール
子どもは歯科治療中に痛みを感じたり、嫌がったりすると、身体を動かしてしまうことがあります。
手足をバタバタさせて暴れる場合、泣いているときと同様に治療を継続するのは困難になります。
またもし動いている状態で治療を強行してしまったら、誤って口内を傷つけたり、治療中に誤嚥したりするリスクが高まります。
歯科クリニックではこのようなリスクを回避するために、定期検診やコミュニケーションから始めるなどの工夫がされています。
●この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・痛みのコントロールは、子どもが治療の痛みを感じにくくするための工夫
・小児歯科治療を行う歯科クリニックは、雰囲気や話し方などで恐怖もコントロールしている
・定期検診やコミュニケーションから始める小児歯科治療は、体動のコントロールにつながる
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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