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【新潟の歯医者】顎関節症と骨盤の関係性について

顎関節症は、顎の痛みや違和感を引き起こす病気として知られています。

また開口障害といって、口の開け閉めが思うようにできないことにもつながります。

さらに顎関節症は全身のあらゆる箇所にも影響を及ぼします。

今回は、顎関節症と骨盤の関係性について解説したいと思います。

●顎と骨盤の仕組み

骨盤の歪みは顎関節症につながる可能性があります。

顎と骨盤は重量とのバランスを取っていくことで補正を行っています。

例えば仙骨(背骨の下にある骨)に側方への歪みがあるとします。

こういったケースでは身体はすべて水平構造でバランスを取り、歪みに対応します。

また肩は反対方向に傾くことで補正を行います。

頸椎や頭蓋骨は仙骨との直接的なつながりによっても位置を変えます。

うつ伏せ寝や猫背などの姿勢があると、頭より背骨が前に出ます。

そして頭を後ろ上方に吊り上げるために、首の後ろの筋肉を酷使しなければいけません。

こちらは次第に顎の負担へとつながり、最終的に顎関節症を発症することがあります。

●顎関節症が骨盤の歪みにつながることも

反対に顎関節症が骨盤のゆがみにつながることもあります。

顎関節症は顎周辺の違和感に加え頭痛やめまい、腰痛などを引き起こします。

噛み合わせのバランスが崩れるのは顎関節症の初期症状です。

しかし顎から頭にかけては筋肉でつながっています。

よって噛み合わせが狂うと、脳や頭蓋骨そして頸椎というように順番に狂いが生じます。

そして、こちらの歪みはいずれ骨盤にまで到達します。

骨盤は上半身と下半身をつなぐ身体の中心に位置しています。

●顎と骨盤の意外な関係

顎と骨盤の関係は、身体の構造的な歪みの連動だけではありません。

顎と骨盤は離れていますが、顎関節の位置する頭蓋骨と仙骨は硬膜でつながっています。

この中には脳脊髄液が循環しています。

脳脊髄液は神経に栄養分を運んだり、老廃物を取り除いたりするものです。

よってスムーズな脳脊髄液の流れは、健康な身体を維持するためには重要です。

そのため顎のズレから来る体調不良は、脳脊髄液が関係していることもあります。

顎のズレが脳脊髄液の流れを阻害し、中枢神経の活動が低下しているケースです。

●この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・骨盤の歪みは顎関節症を引き起こす可能性がある

・うつぶせ寝や猫背などの悪い姿勢が主な原因

・反対に顎関節症が骨盤の歪みにつながることもある

・顎と骨盤は身体の構造的な歪みを連動させている

・顎のズレが脳脊髄液の流れを阻害し、中枢神経の活動が低下させることがある

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!

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