セラミックの詰め物は、プラークなどの汚れが付きにくく、長期間にわたって審美性をキープできます。
また、金属アレルギーの心配もなく、二次虫歯のリスクも低いです。
しかし、セラミックの詰め物を使用するのであれば、注意点もいくつか押さえておかなければいけません。
今回はこちらの点について解説します。
●装着してすぐは違和感がある
セラミックは、天然歯と同等の摩擦度で、対合歯に優しいという特徴を持っています。
しかし、装着してすぐは、噛んだときに痛みが出ることもあるため、やわらかいものから食べ始め、少しずつ普段の食事に戻すようにする必要があります。
また、装着したばかりの頃は、まだうまく噛むことができず、誤って頬の内側を噛んでしまうこともあるため、注意してください。
ちなみに、初期段階でセラミックの高さを感じる場合も多いですが、こちらの違和感は、次の日になると大幅に軽減されていることが多いです。
●歯ぎしりや食いしばりに弱い
ストレスが溜まりやすい現代社会では、起きているとき、寝ているときに限らず、歯ぎしりや食いしばりを日常的に行っている方も少なくありません。
このような悪癖はブラキシズムと呼ばれるもので、セラミックの詰め物に過剰な圧力を加えることで、破折や脱離を招くことがあります。
こちらは、セラミックが歯科用陶材であることが理由です。
つまり、硬度は高い素材ですが、強い力がかかると割れたり、欠けたりすることがあるということです。
セラミック製の食器などをイメージしていただけると、わかりやすいかと思います。
●歯を削る量が多い
セラミックの詰め物を使用する場合、歯を削る量が多くなることにも注意が必要です。
特に、銀歯からセラミックにする場合、銀歯を外すために新たに歯を削らなければいけません。
また、銀歯は金属で丈夫なため、薄くつくっても問題はありませんが、セラミックの耐久性を確保するためには、詰め物の厚みが必要です。
厚みを持たせるということは、歯の削る量が増えるということであり、歯を削ることで、しみやすくなったり、痛くなったりする可能性が高くなります。
●この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・セラミックの詰め物を装着してすぐは痛みなどの違和感がある
・装着してすぐは頬の内側を噛む可能性があるため注意が必要
・セラミックは歯ぎしりや食いしばりに弱く、こちらの負担によって割れることがある
・セラミックは耐久性を確保するために、歯を削る量が多くなりやすい
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!
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